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(´д⊂)‥{もー、眠いなー) ページ31

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「ちゃんとアップ取ったか?」
「はい。まぁ、もう十五点ですし、むしろ遅くなって申し訳ないです」
「そんなことはいいから、怪我に気を付けてやれよ?」


 ぐっぐっと伸脚してから立ち上がり、上体だけ折って床に掌を着ける。すると孝さんはぐぐっと背中を押してきた。

「相変わらずしなやかだなコノヤロウ」
「いててっ、押さないでください」

 今度は上体を上げ、ぐっと背を反らす。

 腕をぶんっと振って体を起こし、フーッ、と息を吐いた。準備オッケー、まだちょい眠いけど。


「オラオラオラァ〜!!」


 ふふ、龍ちゃんも気合い入ってるし、いい感じだべな。


「烏野、メンバーチェンジです!!」


 こっちに走ってくるちーちゃんとハイタッチを交わす。


「頼むぞー」
「おーよ」


 コートに入ると、練習試合にしては少しピリッと刺激的な空気が僕を迎えてくれる。


 あぁ、目、覚めてきたわ。





「先輩、出てきちゃって大丈夫なんですか?」
「えー?」

 隣にいる月島くんが、心配してくれているのか(そうだったらすごく嬉しい)、いつも通りの覇気のない表情を向けてきた。

 表情がない代わりに、嘲笑がないところを見ると、からかい目的ではないようなので、僕も真面目に笑顔で答えた。

「まぁね。さっき来た人、そろそろアップ終わるだろうし…その前に頭はっきりさせとかないと」
「……僕が聞いてるのはそういうんじゃなくて…」

 歯切れの悪い言葉を最後に、試合再開のホイッスルで、会話は強制的に遮断された。

「今入った十三番、そんなでかくねーぞ!」
「金田一ぶち抜け!」

 おーおー言われちゃってますねー。

「おー、どんときなさいよらっきょうちゃん」
「……それやめてください」
「何だろうデジャヴ。そして物凄く心が折れそうだ」
「ねえ君。全力で謝って」
「金田一テメェ!」
「ハァ!?」

 冗談だよ、と隣二人を落ち着かせると、ネットの向こうの金田一くんに苦笑いした。

「ごめんね、これ僕の癖だから、あんまり真面目に返さなくてもいいよ」
「は、はぁ…?」
「ふふ、見た目は怖そうだけど、案外素直で可愛いね」
「え、えっ!?」

 赤くなる金田一くんに、月島くんと影山くんが鋭い眼光を向ける。って言うか他校の子だけど可愛いね。まぁうちの子の方が云百倍可愛いけどね!可愛いけどね!!

 何にせよ、まずは一本。

「よーし、気合い入れんべー!」
「ウス」
「はーい」

 隣二人マジ僕の天使。






 

( ´^∀^){なんちゃってね)→←♪ヽ(´▽`)/{俺のターン、まだまだ続くよっ♪)



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- 絵がカッコいい (2020年8月15日 21時) (レス) id: b71a30ab06 (このIDを非表示/違反報告)
- 方言的なのが、面白いです。 (2020年8月15日 21時) (レス) id: b71a30ab06 (このIDを非表示/違反報告)
遠山 - ファイト! (2015年9月19日 20時) (レス) id: 7d64baf24c (このIDを非表示/違反報告)
TYMS - 頑張れ! (2014年12月8日 21時) (レス) id: df9fd10a80 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - ファンです!更新く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪ (2014年10月28日 15時) (レス) id: f46468fbc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:http  作成日時:2014年8月19日 11時

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