【ハイキュー】僕んとこの一年生超かわいーべ！！【男主】 (ページ20)

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( *´艸｀){らっきょうヘッド) ページ20

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　また翔ちゃんが吐いたりしないか心配だったけど、幸い目的地に到着するまで、もう吐かなかった。

　翔ちゃんが龍ちゃんにペコペコしているのを脇目に、バスからボールやボール籠の入った袋、それから救急箱を持って、体育館に歩いていった。

「ん？あっ、おい一年！何ウッチーにあんなに持たせてるんだよ！」

　全くもー、と引ったくるようにボールの袋を奪われた。

「これくらい男なんですから、普通に余裕で持てますよ」
「あのねぇ…お前はレギュラーなんだから、試合前に体力使ってどうするんだよ」

　心配してくれているのはわかってる。僕のために言ってくれてることも。だから、丁寧に言葉を選んで歩き始めた。

「それに、先輩が言って後輩を動かすなんて、ちょっと嫌なんです」
「ウッチー…」

　そのまま行こうとしたら、駆け寄ってきた山口くんが固まっていた。今の話を聞いていたらしく、入るに入れず困っているようだった。

　こういうのが、苦手なんだ。

　僕はにっこり笑って、「清水先輩の手伝ってあげて」と言った。

　山口くんは、少し迷ったあと、「はい！」といい返事をしてからバスの方へ走っていった。

　結局ちーちゃんにも救急箱を奪われ、大分軽くなった荷物を抱え直した。龍ちゃんとトビオちゃんの姿が見えないけど、どこだろうか。

　ふと泳がせた視線の先を、青葉城西のジャージを着た二人が歩いているのが写った。その…大きい方の頭が……すごく、

「らっきょ……」

　隣にいたちーちゃんが、「何、ラッキョウ？食いたいの？」と聞いてきたので、吹き出してしまった。

　笑いすぎて腹痛くなってきたから、らっきょうヘッド許さない。

　