松村沙友理・高熱。《白石麻衣》 ページ9
*このお話は2014年10月に報じられた松村沙友理さんのスキャンダルが内容となっています。苦手な方、見たくない方は飛ばしてくださって構いません。
2014年12月。
松村side.
乃木坂46の紅白落選が知らされた。
…私のせいだ…。
デビュー当初からみんなで目標にしてきた紅白への道。
私が…乃木坂をどん底に突き落としてしまった…。
今年の10月にスキャンダルが報じられて、何度もやめようと思った。
こんなに大好きなメンバーに迷惑かけてまで、自分がいる意味がないと思ったから。
それに、ファンの方たちからは笑わないでほしいって言われて。…たしかにスキャンダルを起こした人間がヘラヘラ笑ってるとか嫌だもんね…。
それから今までどうり笑えなくなった。
笑い方を忘れた。
そして、紅白落選。
もう私はここには居れない。
でも、居続けることが最大の罪滅ぼしだと思ったから。
年明けまで、バースデイライブに向けての練習が始まった。
先生「1、2、3、4、5、6、7、8、腰あげてー。」
松村「……ハァハァ…。」
練習内容はそんなにハードじゃないはずなのに、息切れが激しい…。
それに頭もガンガンする…。
ただ、私のせいで迷惑かけるわけにはいかない…。
休んじゃダメ…。
他のメンバーより何十倍も頑張らないといけないんだから…。
体調が悪化していく自分の体に鞭を打ちながらレッスンに励んだ。
先生「じゃあ、いったん休憩に入ろっか。開始は10分後、各自水分補給とか塩分、しっかり取っておくこと!」
メンバー「はい…!」
ダメだ…。倒れちゃう…。
なんとか力を振り絞って、レッスン室から出ることに成功。…このまま人目につかない2階ロビーに行こうと思ったんだけど…。
白石「さゆりん…?」
後ろから声がした。
久しぶりにメンバーから私の名前呼ばれた気がする…。
でも、私は1人でいるって決めた。みんなに迷惑かけたんだから…。
白石「…どこか行くの?」
まいやんはどんどん問いつめてくる。
答えようとしたその時、視界が揺れた。
白石「さゆりんっ…!」
松村「…っ……ハァハァ…ぅ…。」
白石「すごい熱…。いままでずっと黙ってたの…!?」
松村「ごめんなさっ…ぃ…ヒクッ…ごめんっ…なさ……ヒクッ…ハァハァ…。」
白石「ううん…私こそごめんね。…気づいてあげられなくて。」
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璃子(プロフ) - 私も過去のお話すごく好きだったので読み直したいです!これからも無理せずに頑張ってください!! (3月7日 11時) (レス) id: 7de8d9b366 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 私も過去のお話読み直したいです!よろしくお願いましす🙇🏻♀️ (2月24日 20時) (レス) @page4 id: 69423b4bc7 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 私ももしもだけどほんとのはなしを読み直したいです!忙しいとは思いますが頑張ってください!! (2月17日 17時) (レス) id: fd4a18c2b4 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 飛彩さん、他のお話消してしまったのですか…??いつも過去のお話含め楽しく読ませてもらってたので、また家族小説とか弱り小説とか読み直したいです…! (2月17日 0時) (レス) id: 943ef010e8 (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - あすやまさん» リクエストありがとうございます!! (2022年9月4日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛彩(ひあや) | 作成日時:2022年6月10日 5時