＊坂道メンバーの弱り小説＊Part5

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飛鳥side.

スタッフさんと打ち合わせしてたら、5期生の一ノ瀬ちゃんが現れた。…すごい挙動不審に動いてるから、うちらには言いにくい話かと思ってたらまさかのサニタリーショーツ。



どうやら最年少の小川彩ちゃんが、初生理になったらしい。


そういや…私も初生理は収録の時だった気がする…。


乃木坂に加入して、初めて冠番組をもらって。そこから何回目かの収録の時に来た。
その時、学校で習うとか知らなかったし、なにより休みがちだった私は知るはずもない。


急いで隠してたけど、病気かも…っていう不安とかで収録中に泣き始めちゃったし…。

隣のななみんが慰めてくれたっけ。





あのときの記憶は恥ずかしいのしか残ってないけど、彩ちゃんしっかりしてるな〜。



感心してる場合じゃないか…笑。

サポートできることはサポートしよ。









小川side.



お弁当食べて、歯磨きして。収録スタジオに入っておしゃべりしてたんだけど…。

なんか…お腹痛い…？





いつもとは別の痛みがお腹を刺激する。



美空「あーや？…大丈夫？」


私の不安な顔が表に出たのか、動きが固まったからなのか…。



小川「…なんか…お腹痛い気がする…。」


美空「大丈夫？…休む？」

小川「あっ、いや…そこまでじゃないけど…。なんとなく痛くて…。」



美空「じゃあ始まるまであっため時な〜。スタッフさんからカイロとかもらってこよっか？」


小川「……いいの？」

美空「そりゃいいに決まってるじゃん！…まっててね〜。」


そして、美空はスタッフさんからカイロを借りてきてくれて。





収録中もすごく気にかけてくれて、声をかけてくれる。

すごく優しい同期に巡り会えたな…と心の底から思った。





収録が終わって、帰る支度をしてたら、突然ふわっ…て浮く感覚が襲ってきて、その場にしゃがみ込む。


…ん……なに…これ……。





立てろうとしても身体に力が入んなくて上手く立てれない…。


そしたら、後ろから背中を撫でてくれる感覚が。






飛鳥「彩ちゃん？…大丈夫？」


！！……飛鳥さんだ…。


先輩に背中を摩っていただくとか…なんか申し訳ない…。

飛鳥「ああ、無理に動くと余計しんどくなっちゃうから。…大丈夫、多分少ししたら治まるよ。…ただ、ここだとちょっとアレだからあっちのソファ移動しよっか。」


飛鳥「立てれる？」



飛鳥さんめっちゃ優しい…。

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