＊坂道メンバーの弱り小説＊Part5

小川彩・初潮《一ノ瀬美空》 ページ5

小川side.


今日は乃木坂工事中の初収録。…バナナマンさんとお会いするのが初めてだし、先輩方ともこうやってお仕事するのも初めて。


いろんなことが初めてで、どうしたらいいか分かんなくて、脳内が爆発しそう…。




緊張で声が震えちゃうけど、同期のみんないるし…！


休憩中もなかなか先輩に近づけなくて同期と喋っていた。でも、普通に話しかけて来てくれる先輩もたくさんいるし、時々バナナマンさんがお話を振ってくださったりしてすごく温かい現場。







一気に2本撮りで午前収録と午後収録に分かれている。


1本目を撮り終わって、お昼休憩。まだ入ったばかりで楽屋は5期生だけ。…お昼ご飯は置かれているお弁当を自由にとって食べるスタイル。




憧れのお弁当〜！



今日はお肉とお魚両方置かれてて、私はお肉のお弁当にした。






美空「ご飯食べる前にトイレ行かない？」


美空からそう言われたから、別に行きたかったわけじゃないけど、まぁ、いっか。と思ってついていくことにした。




しばらく撮影長くなりそうだし私も行っとこっかな〜。






個室に入って、下着を下ろすと見慣れない汚れが。


ん…？






赤色とは言い難い、ほぼ赤茶色…？の汚れ。

えと……。



どうしよ…汗。






この時初めてことの重大さを理解しました。

なんと、初収録日に初生理が来てしまったのです。





ぐぬぬ…。

このまま出てもダメだしな…。






でも、小学校の保健の授業である程度教えてもらったからパニックになることはなかったけど…。


どうしよどうしよ…。









あまりにも長いから心配したのか、美空が声をかけてきた。


美空「あーや？…お腹痛い？」


いや…。そうじゃないけど…。

でも半分あってるかも…。






美空「…あーや？」

恥ずかしさで勝手に涙が溢れてくる。



小川「…ｸﾞｽｯ…ﾋｸｯ…。」

美空「あーや？泣いてるの？…どした〜？」


小川「美空…っ…ｸﾞｽｯ…。生理来ちゃった…っ…ﾋｸｯ…。」

美空「えっ？」


美空「もしかして初？」


小川「…んっ…ﾋｸｯ…ﾋｯｸ…。」

美空「おめでとう〜！…だけどそんな場合じゃないよね…汗。」


美空「下着、汚れてる？」



小川「…ちょっとだけ…っ…。」

美空「じゃあ、汚れがつかなくなるまで拭き取ってて。私のナプキン貸してあげるから。」

小川「ありがと…。」

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