＊坂道メンバーの弱り小説＊Part5

東村芽依・喘息と高熱《佐々木久美》 ページ17

東村side.

東村「…っｹﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…っ…ﾊｧﾊｧ…ﾋｭｰ…ｹﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ﾊｧﾊｧ…ﾋｭｰ…ﾋｭｰ…。」




昨日の夜から続く高熱にプラスして喘息まで出て来やがった…。

そして、ほんとは今日が収録日のひなあいもお休みすることに。




あぁ…ついてないな…。


今日は意外とお仕事入ってたから、全部キャンセルとかほんとに申し訳なさすぎて…。



でも、気持ちとは裏腹に全然動かない体…。

私、いつも喘息になると気持ち悪くなって戻しちゃうんだよねー…。




今回はまだそこまでじゃないけど、動く体力も残ってないからこれにプラスは勘弁…。





今は…11時半か…。

1回目のひなあい収録終わるくらいかな…。




そんなことを考えてたら、突然スマホが鳴った。




東村「……っもしもし…。」


(久美「あっ、めいめい〜？…大丈夫？」)

東村「…ｹﾎｯ…っ大丈夫じゃ…っない……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ﾋｭｰ…。」


(久美「あ〜…喘息出て来ちゃってるんだ…。薬は？」)

東村「…っ飲んだ……。」



(久美「じゃあ、あとはゆっくり休むしかないね…。」)

(久美「私、ひなあい収録の後、今日は仕事はいってないから、めいめいのお家行こっか？」)


東村「…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ﾋｭｰ…来て……っ…くれる…のっ……？」


(久美「行くよ〜。…だから、もうちょっとだけ待っててね。」)


東村「…ん…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ﾊｧﾊｧ…ﾋｭｰ……ｹﾞﾎｯ…っ………。」








どうやらひなあいの収録後に来てくれるらしい。

申し訳ないけど、いまの私はきっと1人じゃ何にもできない…。








東村「…ﾊｧﾊｧ…っﾋｸｯ…ﾋｭｰ…ｹﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…！…ﾋｭｰ…っ…ﾋｭｰ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。」


相変わらず治まらない……。

苦しい…。



喘息のためにいつも家にネブライザー常備してるのに今日に限って中の薬がない…。


吸入もできないまま…。




久美…はやく…っ……。






久美side.

昨日のお昼くらいに、リハを早退しためいめい。滅多に体調を崩さないからちょっと心配で…。

そして今日の収録もお休み。

マネージャーさんに聞いたら、熱が下がらないらしい。



一本目のひなあい収録が終わった時点でめいめいに連絡したら、だいぶ苦しそうで…。

電話越しでも聞こえる喘鳴。
めいめいからは数年前に喘息持ちだって伝えられてたけど、発作を起こしてるとこは見たことがない。

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