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先生「…そっか。…いまはどこにいるの?」


白石「2階のロビーです…。」





先生「今日はもう帰りな。…ちゃんと松村見てあげて。」

白石「あ…ありがとうございます…!」

 




てっきり怒られるかと思ったけど、先生もさゆりんの不調を見抜いてたみたい。…ここはお言葉に甘えさせてもらって。



さゆりんの元に戻ると、ソファの上でぐったりしていた。




意識がもうろうとしているさゆりんを支えて、タクシーに乗り込む。





行き先を伝えて、さゆりんの背中を摩りながら片手でスケジュール確認。…今日の夜は仕事入ってるから…。夕方までかな…。






数十分後、さゆりんの家の前まで来て、そこからは家で看病。



とりあえず、汗だくの体を拭いて、パジャマに着替えさせる。

その時に見えた少しの傷。




自分をすごく追い詰めていたという事実…。目を背けたくなるような現実に私の心はどんどん苦しくなる。



白石「さゆりちゃん、ご飯食べれたりする?」

松村「食欲なぃ…。」





いつも大食いのさゆりんが食欲ないとか重症じゃん…。

白石「とりあえず、熱測ろっか。」


松村「……んっ…。」

ピッ。


白石「ほかになんか症状とかある?」


松村「……頭…ガンガンする…っ……。」

白石「そっかぁー。…何かゼリーかなんか食べてから頭痛薬飲む?」



松村「……食べたくない…。」

白石「でもさ、食べないと胃が荒れちゃってもっとしんどくなっちゃうよ?」



松村「……それはいや…。」

白石「じゃあ頑張ろ。」



ピピピピッ、ピピピピッ。

白石「あっ、鳴ったね。」

松村「……んぅ…っ…。」



白石「抜くよー……39.4度…か。」

白石「高いね…汗。…冷えピタ貼る?」



松村「ん…。」


白石「じゃあゼリーと冷えピタ持ってくるね〜。」






数分後、寝室に戻ると、さゆりんは泣いていた。


松村「グスッ…っ……まいや…っ……グスッ…ヒクッ……。」


白石「さゆりちゃんどしたの〜。」




松村「……っ…ヒクッ……私…迷惑だよね…っ…。」


白石「えっ…?」

松村「私が邪魔者だってことは分かってるけど……。紅白も出場取り消しになって…。みんなの夢…ヒクッ…台無しにして……っ…。」



白石「そんなことない…」

松村「嘘っ…ヒクッ…ヒクッ……っ…みんな…私を避けるじゃん…っ……前みたいにくっついてくれない…。」



白石「ごめんね…。」

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璃子(プロフ) - 私も過去のお話すごく好きだったので読み直したいです!これからも無理せずに頑張ってください!! (3月7日 11時) (レス) id: 7de8d9b366 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 私も過去のお話読み直したいです!よろしくお願いましす🙇🏻‍♀️ (2月24日 20時) (レス) @page4 id: 69423b4bc7 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 私ももしもだけどほんとのはなしを読み直したいです!忙しいとは思いますが頑張ってください!! (2月17日 17時) (レス) id: fd4a18c2b4 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 飛彩さん、他のお話消してしまったのですか…??いつも過去のお話含め楽しく読ませてもらってたので、また家族小説とか弱り小説とか読み直したいです…! (2月17日 0時) (レス) id: 943ef010e8 (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - あすやまさん» リクエストありがとうございます!! (2022年9月4日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛彩(ひあや) | 作成日時:2022年6月10日 5時

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