・君に逢いたい / ナダ ページ2
ナダ消滅後
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普段と変わらない街の風景に目を背け一定のリズムを保ち歩くと約束の場所に着く。
思いの外,時間よりも少し早く着いた為近くに設置されているベンチに腰を下ろし彼が来るのを待つ
しかし、幾ら時間が経っても彼が来る様子は無い。
「日にち間違えたのかな」
なども考えたがスケジュールには本日の欄にナダと会うと書かれていた
不安な気持ちと忘れてしまったのかななんて悲しい想いが入り交じり不安要素はどんどんと積もる。
バンバ「お前…」
「貴方は…?」
座ってた私のベンチの隣に腰を下ろした彼は私の顔を見ると「やはり」などと声を漏らした
なにがやはりなのかは分からなかった私は首を傾げる
バンバ「ナダの彼女だろ」
ストレートに言われた言葉に驚きもしたが彼の名を聞くと頷くしか無かった私は
「どうして…彼の名を?」
などと辿々しく聞いてしまう。
聞いてはならないような空気が流れてはいるが彼について私は何か知らなくてはいけないと思ってしまった
バンバ「彼奴は…俺らを助ける為に己を犠牲にして助けてくれた英雄だ」
嗚呼,だから来れなかったのか
その先の言葉を聞かずとも察してしまった私は目から止まること無く流れる涙に戸惑う
「そ…、っか」
ナダは馬鹿だ
私と逢うって約束したのにその約束すら守れず消えてしまい。
バンバ「でも、ナダからお前の話は聞いてた。俺には勿体ないくらいの綺麗な子…そう言ってたな」
「その言葉、私と会ってから直接伝えて欲しかったな…ッ」
痛む心臓を抑え流れる涙を無造作にすると
暖かい空気が私を包むのが分かる。
それは紛れもなくナダの香りと共に感じた温もり
まるで泣くなとでも言っているように感じたその体温に私を身を任せ目を深く閉じた
ナダ「逢えなくてごめんなAちゃん」
貴方と逢える日を夢見て
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めぐみ(プロフ) - 初めまして、リクエスト失礼致します。もし宜しければグラファイトと滅で夢主を取り合うお話を読んでみたいです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: 5c66241426 (このIDを非表示/違反報告)
わんころもち(プロフ) - 七菜さん» そうなんですね笑 遅くなりましたが完成致しました、是非ご覧くださいませ(´ω`*) (2020年6月16日 21時) (レス) id: 45114c04b6 (このIDを非表示/違反報告)
七菜 - わんころもちさんありがとうございます。私はちゃんとドライブみてないんですけどねw (2020年6月11日 16時) (レス) id: 485df7daa3 (このIDを非表示/違反報告)
わんころもち(プロフ) - 七菜さん» コメントありがとうございます。リクとしてお受け致しますね(´ω`*) (2020年6月10日 8時) (レス) id: 45114c04b6 (このIDを非表示/違反報告)
七菜 - リクエスト失礼します。例で出していたドライブの剛とカフェデートをリクエストしていいですか?それで、その後チェイスが乱入とかどうでしょう? (2020年6月9日 20時) (レス) id: 485df7daa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんころもち | 作成日時:2020年6月1日 1時