No.21 ページ30
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最近ウォヌの様子が少しおかしい。前のような関係に戻った、と言われたらそうなんだけど。どう考えても前までより絡む回数やご飯に誘われる回数が増えて来て、それを何故か微笑ましそうに後ろからスングァンが見ていて。
WN「今日は？ご飯行きたいんだけど…」
『あ、うん、いいけど…、スングァニは？めっちゃ見てるけど』
WN「ううん、2人で」
こんなことを言い出すのだ。最初の頃はミンギュやスングァンもいたり、それこそ4人でご飯に行くことや、ジフン課長がたまに居たり、とか。それがどうだ。今度は2人で行こうと言うのだ。
あ、そうか。最初わたしたちが担当していた案件をウォヌとウォヌのペアの先輩が引き継ぐことになっていたから、そのことで聞きたいことがあるのかもしれない。
『こないだの引き渡した件で知りたいことあるなら、今でも教えるけど？』
WN「……何の話？」
びっくりするぐらい不思議そうな顔をするウォヌ。どうやら違うらしい。
WN「とりあえず今日の夜、空けといて」
『う、うん。分かった』
それだけ言うとウォヌは戻って行って、入れ替わりにスングァンが走ってくる。
SG「ウォヌは何だって？」
『ご飯行こうって』
SG「お！？…おー！！！」
『何で拍手してるの…』
SG「よかったじゃん」
『何か話したいことでもあるのかな？』
SG「話したいことがあってもなくても、好きな人と一緒に居られたらそれだけで嬉しいでしょ？」
スングァンは小さな声でコソッとそう言って、微笑んだ。「じゃあ、残りの仕事早く終わらせるんだよ〜」と言いながら餞別だとチョコを一粒くれた。
WZ「スングァナ、デスクの引き出しにお菓子入れ込みすぎんなって言ってるだろ」
SG「し、してないです！」
WZ「大っぴらげにしてんぞ」
SG「引き出し、閉め忘れてた…」
慌てて走っていくスングァンを横目に、それを口の中に放り込むと甘い味が口の中いっぱいに広がって。わたしの心までも何故だろう、少し甘かった。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
