No.12 ページ17
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(SG side)
同期4人でご飯を食べにきて、どうせなら面白くなれば良いと思って恋バナをしようと提案してみた。みんなも賛同してくれたものの、僕らのうち誰も付き合っている人は疎か、好きな人すら居ないと言う。
そんなわけあるか。僕は3人と違って幼馴染でない。(厳密に言うとウォヌは幼馴染の部類に入れていいのかは怪しいけど)それでも、この2人。ウォヌとAの関係性。まだ1ヶ月しか関係を持っていない僕でも気付くのに。
Aがウォヌに向ける視線は僕に対してや、ミンギュに対して向けるものとは違っていて、逆にウォヌが他の女性社員に向ける視線とAに対しては全く違っていた。なんというか、ウォヌに関してはAに関して優しい。
普段メガネの奥にある前髪に埋もれてしまっている目はどこか冷めたような表情で、特に女性に対しては余計そうだし、正直言って営業課だとは思えないぐらい冷たくある。本当にしつれいだけど。でもそれがAに対してはそうじゃない。
Aが席を立ったタイミングで、ウォヌが急に「ミンギュはAのことが好きなんだと思っていた」と口を開く。おっと、面白い展開になってきたんじゃない？なんて思ってたのに、全くどんだけ鈍感なんだよ。ウォヌも、Aも。
結局その話はAがトイレから帰ってきて、すぐに終わってしまった。それから数時間経って、明日が休みだからと楽しく飲んでいれば、気付くと時計は1時を迎えようとしていた。
SG「帰ろうか。もう1時だよ」
MG「うわ、全然気付かなかった！終電無いし、タクシーかぁ…」
ミンギュは「お金無いのに」なんて言いながら口を尖らせる。
SG「あ…！じゃあ、ミンギュヤ。僕と相乗りしよ！」
MG「でもスングァニの家の方向と反た…」
SG「ね！いいでしょ？ね！！！？」
ミンギュのバカ！絶好のチャンスなんだよ、今！そう念を送ると「まぁ、いっか。その代わり俺の家先に回ってもらうから！」と言う。全然伝わってなさそうだけど。うん、もうこの際なんでも良い。
『えっと…、それならわたしが送って行こうか？一応家の方向一緒だし』
SG「いいの、A。Aはウォヌと帰ってね。ウォヌヤ、任せたよ」
WN「うん…？」
まぁ、きっとこの鈍感な2人のことだから。ここで何かに発展する、なんてことは無いんだろうけど。少しでもお互いの中に何かが芽生えればいいのに。そんな僕の願いは叶うのだろうか。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
