No.9 ページ12
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(WN side)
小学生の時、出会った1人の女の子。クォン・A。別に親しいわけではなかった。でも記憶によく残っていたのは、学校で唯一俺にフレンドリーに話しかけてくるキム・ミンギュが居たからだと思う。
ミンギュはよくAの話題を口にしていて、そこから俺自身も意識をするようになった、と思う。別に話すことはなかったけど。というより、話しかける勇気も無かったと言う方が正しいだろう。
小学6年生の冬。親の仕事の関係で突然引っ越すことになって、それ以来会うことはなかった。もちろんミンギュとも。まぁ、元々仲が良かったわけではなかったし、そうだよなって感じだったけど。
高校生になっても2人のことを忘れることが無く、ミンギュは単純にキャラが強いが故に記憶の中に残っていたんだけど、Aに関しては何故か忘れることが無かった。
そして大学生になって、友達になったイ・チャン。
DN「そういや、ウォヌヤ。キム・ミンギュ？だっけ、知ってる？」
WN「知ってるけど。…なんでチャニがミンギュのこと知ってんの？」
DN「僕のバイト先の人がミンギュと同じ大学で、こないだミンギュが遊びに来ててさ。ウォヌの話に何故かなったんだよ」
WN「本当に何故、だな…？」
どういう縁なのか、チャンはミンギュと知り合いだと言って、それからチャン繋がりでカトクを交換した。お互い忙しくて直接会うことは無かったけど、相変わらずミンギュは色んなことを気さくに話してくれるけど、その話の大半はAのことだった。
DN「ウォヌヤ、就職先決めた？就活する？」
WN「まだ決めてない。SEの仕事を探すか、公務員か…、どうしようかなって悩んでるところ。チャニは？」
DN「僕は、決めてるよ。銀行で働く予定。だからインターンもそこにした！」
WN「しっかり将来設計してんだな。エラい、エラい」
DN「全然褒められてる感じしないんだけど！？あ、そういえば。ミンギュはセボン商社を受けるつもりだって言ってたな。あのー、ほら、幼馴染の」
WN「クォン・A？」
DN「そうそう！商社マンになるんだねって言ったらさ、ミンギュってば、“受かればね。まぁ、落ちるつもりもさらさらないけど。みんなの憧れカフェ店員のミンギュくんは、商社マンになります！“って言ってた。どう思う？」
WN「なんかムカつくな…？」
DN「うん。全く同じ反応したよね」
最初は選択肢に無かったセボン商社だったけど、エントリーシートを提出するのにその時は迷いがなかった。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
