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○47 ページ48

side亜嵐

涼「あっ、ちょーだっ!」

メ「どしたのー?」


隼と玲於の相手をして遊び始めたかと思えば、パッと勢いよく顔をあげて俺らを見つめた涼太。




そして、一直線に俺のところへ来た。


涼「ありゃんくん、あにょね、?」


さっきまでとは変わって真剣な顔つきに、思わず俺も姿勢を正してしまう。




涼「ほぉくえん、でね?りょたたちの、おむかぇ、ありゃんくんは、おかちぃって、おともらち、ゆうの。まぁま、とぱぁぱ、いにゃいの、へんだって、」


亜「えっ、」


たぶん、今まででいちばん引きつった顔をしてると思う。

ゆっくり周りを見ればお兄ちゃんたちも顔を引きつらせて。



涼太たちに、親の話はしたことがない。

する時間がなかったとか隠したたわけじゃない。

ただ、まだ理解できない年だと思ったから。

そして、チビたちから "ママ" とか "パパ" とか、そんな言葉は出てこなかったから。






まさか、友達にそんなことを言われてたなんて。

複雑な顔をするお兄ちゃんたち。



すると涼太はそんなこと気にも留めず、俺だけを見て言ったんだ。






涼「けどぉ、ね?りょたは、ありゃんくんが、いいのっ!あしょんだこととか、いっぱぁ、おはなち、きぃてくりぇる、の、ありゃんくん、へんじゃ、ないもんっ!」



一度は止まったはずの涙が零れるのがわかった。


涼太はそのまま俺を真っ直ぐ見つめて、最後に。





涼「ありゃんくんが、いいのっ…りょた、おかちぃ、?」

不安そうな、今にも泣き出しそうな。

そんな顔でそう言った涼太。







胸が張り裂けそうだった。

ギュッて胸が締め付けられた。




涙を隠すように、俺は涼太を抱き上げて。









亜「おかしくないよ。ママとパパがいないことも、涼太が俺のお迎えを嬉しいって思ってくれることも。全部ぜんぶ、変じゃないよ」


そして、涼太と目を合わせて問いかける。


亜「俺ね?涼太たちの迎え行くのすごく楽しいんだ。明日からも、俺がお迎え行ってもいい?」

涼「あいっ!」

満面の笑みで答えてくれる涼太を、また抱きしめた。







周りを見れば、お兄ちゃんたちは目を真っ赤にしていた。

隼と玲於は、相変わらずキョトンと俺を見ていたから。

亜「2人も来る?」

そう言ってみれば、2人揃って首を横に振って、何事もなかったように遊び始めた。

…………………………………………………………………
リクエストありがとうございました、

○48 / 熱の涼太と隼の成長→←○46



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りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月21日 3時) (レス) id: 4e892c9c3e (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます (2021年2月20日 22時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - そらさん» いえいえです! (2021年2月20日 22時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - ジェネハウスがジェネハウス#1になってる(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月20日 3時) (レス) id: 983b81c132 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 書いていただきありがとうございます! (2021年2月19日 23時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年2月1日 22時

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