ジェネハウス。#1 (ページ41)

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side裕太

裕「便秘か？」

龍「便秘て、まだ４歳で？笑」

裕「いや、わからん、笑」

龍「けど便秘って年齢関係ないか」

裕「わからん、」

原因がわからないがゆえに、何の対処法も見つからない。

龍「んー、何やろなぁ」

裕「何やろ」

何もわからず頭を抱えるしかない。

龍「涼太、お腹気持ち悪いとかない？」

涼「んーっ、でるぅ、のぉ、」

どんな聞き方をしても、やっぱり答えは同じ。

裕「出そうやねんなぁ」

龍「ん、ごめんな。焦らんでええよ」

出したいんだろうね。

そりゃずっと体の中にいられちゃったら、たまったもんじゃないもんね。

それであとちょっとで出そうなんだろうね。

でも、出ないってのが現実。

裕「ほんまに辛いなぁ。まじで何でやねんやぁ、」

涼太の答えも一緒だけど、俺がかけてやれる言葉も一緒。

本当にどうしてやるべきか。

裕「とりあえず、一回出た方がええかなぁ」

龍「服、だいぶ汗かいてしもたもんな」

さっきから気になっていたのが、涼太の汗。

服も少し部分的に色も変わってきていて、このままじゃお腹を冷やしかねない。

裕「りょーた、一回お洋服着替えよか」

優しく話しかけたのに、涼太はなぜか俯いて黙ったまま。

龍「りょーた、？」

さっきまでは同じことでも喋っていただけ良かったんだけど。

裕「涼太、どした？」

少し心配になって顔を覗き込むと、ほぼ同じタイミングで涼太の頭が上がって。

涼「っ、たぁ！ゆたくっ、でっ、たぁっ！」

さっきまでとは打って変わり、笑顔を浮かべる涼太。

そしてトイレの中には、独特の臭いが充満し始める。

裕「おお、良かったやん！」

龍「よし、じゃあお部屋戻ろかー」

ちゃんと流して、ベッタリとひっついて甘えて来る涼太を抱き上げて部屋へ。

龍友はココアをもう一度温め直して持ってきてくれた。

結局、なかなか出なかった原因はわからない。

だけどあれから数日経っても特に変わった様子はないし、まぁそういう日もあるよねって話になった。

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リクエストありがとうございました！

短くてすみません……