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○5 ページ6

side亜嵐

亜「ほら、バイバイして?」



最後に家を出る裕太くんを玄関まで見送ったけれど、手を振ったのは涼太だけ。



相変わらずグズグズの隼と玲於。

そして一生懸命に慰める涼太。




涼「みて、ぬりぬり、いっちょ、ちよ?」


ラグにペタンと座り込む隼と玲於の前にクレヨンとぬりえを持ってくる涼太。





玲「やぁ、やぁ、のっー!」

隼「ありゃんくっ、あっこ、」


必死に俺に向かって手を伸ばすのは隼。

するとそれを見た玲於も。


玲「りぇお、もーっ!」




もう半泣きの状態で必死に手を伸ばす双子。

もう3歳だからだいぶデカくなってきたけれど、部活で鍛えてるだけあって、まだ双子を同時に抱っこすることが出来た。




隼「あーっ!きゃはっ!」

玲「ありゃんくっ、ちゅーき!」

亜「ははっ、ありがとう、笑」


少し腕はだるいけど、こんなに笑ってくれたらそんなのお構いなし。


とはいえ、我が家のチビは3人いるわけで。



亜「涼太、次抱っこしてあげるからちょっと待っててね?」


なんて俺は涼太に話しかけたのに。


隼「やっ!つぎも、はぁと!」

玲「りぇおも、はなちちゃ、めっ!」

なんてまたもやグズグズモードに戻るのが双子。



涼「りょた、おにぃたんだもん、」

亜「順番だよ、涼太はお兄ちゃんだから1番をどうぞしたでしょ?だから次は涼太ね?」


涼太に話しかけたつもりなのに。



玲「やぁっ!」

隼「ありゃんくん、とこっ、」



どうしても降りたくないらしい隼と玲於。






亜「もう…涼太、ちょっとだけ待っててね?」

涼「ん、」





とりあえず双子の気が済むまで抱っこしてフラフラ歩く。



その間もチラチラと涼太を見るんだけど、さっき持ってきたぬりえを広げて、クレヨンを握っている。









ごめんね、涼太。

お兄ちゃんだから、じゃなくて。

もっとちゃんと見てあげるべきだった。









しばらくすると、双子は腕の中で爆睡。


和室のお昼寝用の布団に寝かせてリビングに戻ると。



亜「涼太も寝ちゃった、?」


ラグでコテンと横たわる涼太。



双子を見ている間だいぶ放ったらかしにしちゃったし、しばらく抱っこでもしてあげようかなと思って抱き上げたとき。





亜「えっ、熱くない、?」


涼太をソファに寝かせて、おでこ、首筋、ほっぺたとペタペタ触ってゆく。


亜「うそ、」









寝てたんじゃない、倒れてたんだ。

そのことに気がついた瞬間、背筋が凍りそうだった。

○6→←○4 / 我慢



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りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月21日 3時) (レス) id: 4e892c9c3e (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます (2021年2月20日 22時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - そらさん» いえいえです! (2021年2月20日 22時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - ジェネハウスがジェネハウス#1になってる(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年2月20日 3時) (レス) id: 983b81c132 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 書いていただきありがとうございます! (2021年2月19日 23時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年2月1日 22時

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