お邪魔 ページ5
You
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福本「お邪魔しまーす」
そう私と目を合わせてひひっと笑う大晴くんの笑顔はなんだか可愛かった
母「おやつ持ってきたよー」
「お母さんありがとう」
福本「ありがとうございます！」
母「良規くんが引越しちゃって寂しくなってたところだから同い年の友達が出来て良かったわー」
福本「俺でよければ！」
すぐにお母さんの懐に入る感じ
もんくんと少し似ていて微笑ましかった
お母さんが出ていった直後
福本「良規くんって子が引っ越したん？」
「うん、私はもんくんって呼んでるんだけどね
ちょっと大晴くんと似てるかも」
福本「えーなんや嬉しいかもー」
やっぱり大晴くんは笑顔が可愛い
福本「あ！Aも漫画読むんや！」
「貸そうか？こっちはヒロインのが主人公の中身をちゃんと知ってくれて好きになってね＿」
て、ついつい恋愛漫画になると熱くなってしまう
福本「よっぽど好きなんやな」
「うん！」
福本「Aは好きな人おらんの？」
「いないよー、」
福本「恋人とかは？」
「そういう大晴くんはどうなん？」
福本「…俺はいるよ」
いるんや、
やっぱり今の人達はみんないるんやー
なんだか遅れをとっているような気分
「私、すきなひとが出来たこともないんよね。
でもねー、待ってはいるんよ。
いつか王子様みたいな人が来てくれるーって」
福本「それって自分のことを好きになってくれる人をただ待ってるってこと？」
もー、夢壊さんといてやー
「大晴くんには分からんのー、自分から動くのが怖いっていう人の気持ちは」
福本「いやわかるよ。でもそれって虫が良すぎひん？」
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作者名：りた | 作成日時：2022年9月2日 4時
