空に浮かぶ (ページ27)

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告白出来ないページ27

You

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小島「なんや。そっちか」

「そっちって？」

小島「そうゆうんは、告白出来ないって言わん。
出来ないって言うんはほんまにできひんってことやで？」

健くんの言っている意味が少し理解し難い

だって私はほんまに出来ひんし、意味ないし

「私やってほんまに出来ひんよ？」

小島「Aちゃんはしようと思えばできるで。
しないのと、できひんって言うんは違う。

俺の場合とは違う。」

健くんはどんな理由があって告白出来なかったのだろうか

「健くんの場合って？」

小島「それは言えへんなー。秩序が乱れんねん」

秩序？なにそれ

『大晴！？』

健くんと話していると、焦ったように汗を少しかいて

扉を開けるお母さんと目が合った

小島「…大晴ならコンビニ」

その言葉に少しほっとした顔をする2人のお母さん

母「…いらっしゃい」

「お邪魔してます」

そういって少し頭を下げる

小島「つーかノックくらいしてや」

母「ごめん、話し声が聞こえたからてっきり大晴と健くんかと思って…ごめんなさい」

なんだか少し気まづい雰囲気に戸惑う

母「ほんまにごめんね、健くん」

福本「ただいまー！あれ、お母さん帰ってきたんや」

大晴くんが帰ってきても尚この空気は変わらなかった

福本「え、どーしたん？

健？」

小島「…大晴と俺が2人で部屋で居るんかと思って心配しちゃったみたい」

その言葉を聞いて大晴くんの顔はみるみる変わっていった