空に浮かぶ (ページ1)

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お見送りページ1

You

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この春から高校生になる

母「Aー、出掛けるの？」

「うん、今日もんくんの行っちゃう日やからそのお見送り」

母「あ、そうやったね。今日やったね
Aも寂しくなるね」

「うん、いってきまーす」

「先こっちから運ぼう」

上から除くとマンションの下に引っ越し屋さんがきていた。

やっぱり春は引越し多いなー

一昨日もトラック来てたし

仲の良かった友達が今日引っ越していく

もんくんは私と似たような人で

つまり目立たないタイプで、でも優しくて

例えば私の初恋が小さい頃に読んだ絵本の王子様だって言っても馬鹿にしなかった

寂しいな＿

ずびっ

そんな事を考えていたらいつの間に涙が出てきた

ティッシュティッシュ…

すると突然肩に手が触れ顔を上げると私の初恋の相手にとてもよく似たかっこいい男の子がいた

でも急になんだろうか、人違いかな

「うんこ」

…え！？悪口、、？

「そのまま歩くとうんこ踏むで」

ぎゃっ

「あ、ありが…あれおらん」

後ろを向くとスタスタを長い足で歩いていく王子様

王子様やのにうんこって言った、