九十四 ページ8
br「…そっか。頑張ってるんだ。」
メモの内容は悪く言えば夢見がち、よく言えば童心を忘れない…というような内容で。
メモをみて涙ぐむ者もいれば、笑みを浮かべる者もいて
みんな、それぞれ思うところがあるのか、暫く感情に浸っていた。
kn「計画書を見た時、そんなのできっこないって思ってたのにやっちゃうんだもん。やっぱすげぇや、あいつら」
na「ああ。ほんとうにすごいし…ほんとにバカだよ。普通できないって」
Nakamuさんは目尻に溜まった涙を指で拭いクッキー缶の方に目を向けた。
可愛らしいパッケージの上に油性ペンででかでかと字が書かれている。
古いからか字が所々掠れているが「タイムカプ也ル」と書かれていた。
br「ちょっと待って''セ''誤字ってるよ、一本多いって。あははっ」
sm「書いたの誰だっけこれ」
sh「覚えてねー…」
クッキー缶を開けると、たくさんの手紙と一冊のノートが入っていた。
ノートの表紙には、''おれ達の下こく上''と書かれている。
kr「下剋上…。知った言葉すぐ使いたくなってたやつだねこれね」
sh「ははっ。そんなお年頃だな。難しい言葉知ってるやつかっけーてきな」
br「語彙力あるやつと足速いやつはヒーローだったね」
na「たしかに！あははっ」
笑顔で思い出話を語り合う彼らを見ていると
友達と学校に通うのって楽しかったんだろうなって
少し羨ましく思えた。
…ん？友達？
いや…
私にも友達が…いたんだった。
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「おれ達の下こく上」の中身は最後の方に番外編としてだそうかなと思います。
話数に余裕があれば手紙も…多分。多分です。
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カルネチカ - クエン酸飲料さん» ありがとうございます！！なんとお優しいお言葉…っ！！頑張ります！ (2020年6月22日 22時) (
レス) id: 1cd7b0c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸飲料 - きゃー！！続編おめでとうございます！！のんびりでいいんで更新頑張ってください！！！ (2020年6月22日 21時) (レス) id: 9d53358d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルネチカ | 作成日時：2020年6月22日 18時
