六つの白尾と死にたがりIIl【ワイテルズ】

百二十五 ページ39

二時間ほど待つと玄関から扉が開く音が聞こえた。

男「…偉く久し振りだな。見ねぇ内に老けたなお前。」

女「お互いにね」

「ところで」と男が呟き視線をこちらに向けた

男「そこの嬢ちゃんはなんだ？」

女「…娘のお友達だそうよ」

？「お父さんとは初めましてだね。どーも。…夢主の旧友って言います」

男「…話ってなんだ」


そこで私は目の前の夫婦に作戦を話した。

簡潔にまとめるとこうだ。

1.近所の目撃情報を頼りに彼女の逃げた先を大体把握する

2.手掛かりがあればなんでも手に入れさらにその近辺を散策(死体を発見すればここで作戦失敗)

3.居場所が分かったら彼女一人だった場合連れ去り、もし匿っている者がいるなら催涙弾を駆使し彼女を攫う。(最悪人質として一人程度攫う)

4.助けに来たところを力ずくで追い返す。きっと彼女も付いてくるから彼女を攫い、匿っていた者は最悪殺してしまっても仕方ない。


この作戦を話すと二人は簡単に話に乗ってきた。


ふふふ…ばーか。

こんなおっさんおばさんに一家を潰せるわけがない。

__は、あんたたちには渡さない。


お願い、__。

生きていてね。

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