検索窓
今日:45 hit、昨日:10 hit、合計:104,428 hit

百十八 ページ32

「ねえ、もしかして 夢主の旧友ちゃん?」

そう声をかけた瞬間、彼女は手を止め、こちらを振り返った。

その顔に、やはり見覚えがある。

十年前より少し大人びていて、当時は身長も変わらなかったのに今では少し私より背が高い。

でもやはり、夢主の旧友ちゃんの面影がある。

きょとんとした顔が次第に可愛らしい笑顔に変わる。

夢主の旧友「大丈夫だよ」

夢主の旧友ちゃんは先程の途切れた声が嘘のように透き通った声でそう言い私の頬に触れた

大丈夫…?なんのこと?

夢主の旧友「私に任せて」

「なんの心配もいらないよ」そう付け加え夢主の旧友ちゃんはシャベルを握り直した。

「ま、待って?さっきからなんのことを話してるの?」

夢主の旧友「怖かったよね。でももう大丈夫。私がいるからね」

もしかして…私の声、聞こえてないの?

夢主の旧友「あとほんの少し待っててね。もうすぐ私が_________すべてを終わらせてあげる」

ふわりと笑うと彼女は私にゆっくりと抱きついてきた。

夢主の旧友「そろそろ朝が来る。名残惜しいけど、またね」



「っ」

眼を開くと広がる見慣れた木製の天井。

…夢主の旧友ちゃん



何をするつもりなの?

百十九→←百十七



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
185人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カルネチカ - クエン酸飲料さん» ありがとうございます!!なんとお優しいお言葉…っ!!頑張ります! (2020年6月22日 22時) (レス) id: 1cd7b0c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸飲料 - きゃー!!続編おめでとうございます!!のんびりでいいんで更新頑張ってください!!! (2020年6月22日 21時) (レス) id: 9d53358d76 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カルネチカ | 作成日時:2020年6月22日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。