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「ねえ、もしかして 夢主の旧友ちゃん?」
そう声をかけた瞬間、彼女は手を止め、こちらを振り返った。
その顔に、やはり見覚えがある。
十年前より少し大人びていて、当時は身長も変わらなかったのに今では少し私より背が高い。
でもやはり、夢主の旧友ちゃんの面影がある。
きょとんとした顔が次第に可愛らしい笑顔に変わる。
夢主の旧友「大丈夫だよ」
夢主の旧友ちゃんは先程の途切れた声が嘘のように透き通った声でそう言い私の頬に触れた
大丈夫…?なんのこと?
夢主の旧友「私に任せて」
「なんの心配もいらないよ」そう付け加え夢主の旧友ちゃんはシャベルを握り直した。
「ま、待って?さっきからなんのことを話してるの?」
夢主の旧友「怖かったよね。でももう大丈夫。私がいるからね」
もしかして…私の声、聞こえてないの?
夢主の旧友「あとほんの少し待っててね。もうすぐ私が_________すべてを終わらせてあげる」
ふわりと笑うと彼女は私にゆっくりと抱きついてきた。
夢主の旧友「そろそろ朝が来る。名残惜しいけど、またね」
「っ」
眼を開くと広がる見慣れた木製の天井。
…夢主の旧友ちゃん
何をするつもりなの?
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カルネチカ - クエン酸飲料さん» ありがとうございます!!なんとお優しいお言葉…っ!!頑張ります! (2020年6月22日 22時) (レス) id: 1cd7b0c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸飲料 - きゃー!!続編おめでとうございます!!のんびりでいいんで更新頑張ってください!!! (2020年6月22日 21時) (レス) id: 9d53358d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルネチカ | 作成日時:2020年6月22日 18時