百十七 ページ31
真っ白の空間。
ここにくるのは何度目だろうか。
視線を下に向ける。
赤くて、でも黒くて。生臭いぐちゃぐちゃの''何か''が目に映る。
思わず目を背ける。
あぁ…
きっとこれは、前回の夢の続きだ。
なら…このぐちゃぐちゃは…
考えたくないな。
そして辺りを見渡した。
少し離れたところに少女がいることに気付いた。
恐る恐る背後から近づく。
少女の手にはシャベル。何かを埋めているようだ。
「何をしてるの?」そう問いかけても、彼女はこちらに見向きもしない。
気付いてない…?
いや、
こちらの声が聞こえていないのか。
少女「や……これ……っと…える」
聞こえる声は途切れ途切れで、聞き取るのが難しい。
少女「だ………な………るん…」
必死に何かを埋める少女。何を言っているかは分からないが、声色は明るい
そして何よりその後ろ姿に、見覚えがあった
私は彼女に、届くかもわからない声をかけた。
「ねえ、もしかして
夢主の旧友ちゃん?」
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カルネチカ - クエン酸飲料さん» ありがとうございます!!なんとお優しいお言葉…っ!!頑張ります! (2020年6月22日 22時) (レス) id: 1cd7b0c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸飲料 - きゃー!!続編おめでとうございます!!のんびりでいいんで更新頑張ってください!!! (2020年6月22日 21時) (レス) id: 9d53358d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルネチカ | 作成日時:2020年6月22日 18時