六つの白尾と死にたがりII【ワイテルズ】

八十三 ページ43

kr「家具は荷物になるから先に服見に行こうな！」

kn「俺がAに似合う服選んであげるから安心してね？あ、金はきりやん持ちで」

kr「えっ？！きんとき割り勘じゃねぇの？！」

kn「えー？なになになんのことー？」

「ちょ、あの、静かにしてください頼みますから」

バスに乗ってやってきたショッピングモールとやら。

ショッピングモールに来たのは初めてだ。

人の多さに驚きつつ騒ぐ二人を落ち着かせる。あれこんな忙しいの？買い物って

ちらちらと通行人がこちらを見る。

そりゃそうだよいい歳した男二人が入り口付近で騒いでいるのだから。

恥ずかしいからやめていただきたい。切実に。


某人気洋服店にて

kn「Aは何着ても似合うけどやっぱ青っぽいのがいいんじゃない？」

kr「下心丸見えで草も生えん」

「？青好きですよ。綺麗ですし」

kr「…」


某お、値段以上！にて

kr「このカラーボックス組み立ても簡単そうだしいいんじゃない？」

「なるほど…あ、でもきりやんさん、手伝っていただいてもいいですか？組み立て」

kn「お、俺もやるよ？！」

「嬉しいですけど三人がかりでやるほど難しくなさそうですし…」

kn「…」



なんとか買い物をし終えた。申し訳ないことに奢ってもらってしまった…。

寝間着や普段着などをきりやんさん。カラーボックスをきんときさん。

なにか今度お礼しなくちゃな

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