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風邪ひいた2(短編) ページ44

天馬くんverです。
天馬side
風邪をひいた。今はとにかく体がだるい。熱もあるようで、視界がはっきりしない。
天「あ〜、今日ケガレ祓い行くはずだったのにな〜…風邪のせいで行けなくなっちまった。あ"〜」
この前はAが風邪をひいていた。大方それが感染してしまったのだろう。
周りのやつらにも今日は大人しくしてろと言われてしまった。机の上にはどうやら俺が風邪をひいたと聞いて、傘下のやつらが持って来たと思われるフルーツが籠ごと置いてあった。正直食べる気しないが。
天「んん…俺も一応人間だからなぁ…辛ぇのは当たり前か。」
そう呟いた時、部屋のドアが開いた。
『はあっ…天馬、大丈夫?!風邪ひいたって聞いて…』
Aだった。
こんなとこを好きな奴に見られるのは少し悔しい気もしたが、今はAが来てくれた嬉しさの方が勝っていた。
天「…Aわざわざ悪ぃな、つか、誰から聞いたんだ?んん?」
『えっと傘下の方達から。…それよりも天馬、熱、大丈夫?結構顔赤いよ?測った?』
多分顔が赤いのはAが至近距離過ぎるからだと思う。熱は測って居なかった。別に測んなくても良いと思っていた。
『駄目だよちゃんと測らないと!どれどれ…ちょっとおでこ触るよ?』
そう言ってAの手が額に当てられた。
外が少し寒かったのだろうか。手が冷たくて心地良かった。
『…体温計は?』
天「多分ねぇな。どこにあんのかわかんねぇし、そもそもあんまり使わねぇから。」
『んんん…そっか、』
と言って黙り込んでしまった。すると何を思ったのか、Aがあることを提案して来た。
『じゃあ天馬!膝枕するからちょっとだけ頭上げて?』
俺は面食らった。
天「何でだよ?つーか、これ以上ここにいるとお前、またぶり返すぞ?」
本当は帰って欲しくないが、Aに感染ってしまうよりは全然いい。
だがAは、『まあまぁ!素直になりなって』と言いながら体が重くてろくに抵抗できない俺の頭を自分の膝に乗せた。

『私が小さい頃、よく色んな人がこうやってくれたんだよねぇ。しもくんとか、す〜ちゃんとかね。』
しもくん____それは、Aのもう一人の幼馴染の斑鳩士門のことだろう。す〜ちゃん、というのは天后の御幣島すばるのことだ。
天「んん……お前、何気にトリ丸と仲良いよなあ?」
流石に嫉妬してしまう。うん。想像しただけで。
『ちっちゃい頃だけとは言え一緒に住んでたからね。今でもそりゃ…………天馬?』

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設定タグ:双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:アニメ
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壱岐 - すみません、自分では、決まらないです…どっちも書きたいんですけど、、、 (2017年3月17日 21時) (レス) id: c8f746990c (このIDを非表示/違反報告)
壱岐 - どちらも1票差しかないので… (2017年3月12日 21時) (レス) id: c8f746990c (このIDを非表示/違反報告)
壱岐 - 5人の方、投票ありがとうございました!どうするかは考えて決めたいと思います〜 (2017年3月12日 21時) (レス) id: c8f746990c (このIDを非表示/違反報告)
愛奈 - 2がほしいです! (2017年3月8日 22時) (レス) id: d60073acb4 (このIDを非表示/違反報告)
MARi(プロフ) - 私はくっつけて欲しいです!!! (2017年3月8日 22時) (レス) id: 322d8d5a2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:壱岐 | 作成日時:2016年10月30日 20時

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