【トリップ】ひとつ屋根のした４【名探偵コナン】

第４７話 ページ7

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買い物が終わって安室さんの部屋にやって来た｡
会計も荷物運びも何もかも安室さんがしてくれて申し訳ない気持ちで一杯だ｡


「安室さん､安室さん…私なにもしてません」
「ふふ､今から調理するじゃないですか」


いや､そうなんだけど｡
着々と準備を始める安室さんに私はおどおどする｡
なにすればいいかわからないし手順もわからないから準備も手伝えない｡


「お待たせしました､作りましょうか」
「はい!がんばります!」
「湯煎の仕方はわかりますか?」
「わかります」
「じゃあ生クリームを湯煎してください｡少し沸騰するぐらいで大丈夫ですよ」


言われて生クリームを湯煎する｡
安室さんは溶けやすいお菓子用のチョコを砕いてボウルに入れていた｡
見てるうちに沸騰したのですぐ止める｡

「湯煎した生クリームをこっちに入れていください」
「…っ､あぁ!」
「っ!大丈夫ですか!?」

ボウルを掴もうとしたら熱くて泣きそうだ｡
安室さんは急いで私の手を握り水を出して冷やしてくれる｡

「暫くこうして冷やしてくださいね」
「す､すみません…!」

なんだか足を引っ張ってばかりな気がする｡安室さんに迷惑ばっかりかけて…
そんな安室さんは説明しながら湯煎したやつをチョコに入れて混ぜていた｡
あと洋酒を入れて混ぜたら冷蔵庫で寝かせるらしい｡


「…なんだかほとんどしてもらいましたね…」
「寝かせてるだけでまだおわってないですよ…火傷は大丈夫ですか?」
「少しひりひりするぐらいです」


見た感じ少し赤くなったような｡
ずっと冷やしてたからひどくならなかったのかもしれない｡


「時間かかりますから紅茶でも飲みますか?」
「…飲みたいです」


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