上に立つ人間は下に立つ人間の気持ちを知ることが出来るから上に立つことが出来る ページ48
それから署長はヒーロー殺しについてや公について、そして、俺たちの規則違反とプロヒーローの処分について話された。
「待ってくださいよ。規則守って見殺しにするべきだったって！？…人をっ、救けるのがヒーローの仕事だろ」
「……全く、良い教育をしてるワンね。雄英も、エンデヴァーも」
「この犬……！」
…正直言って、署長の言うことはご最もだ。元々俺たちは資格未取得者が指示なしで個性を使って危害を加えてはいけないと知っていた。
だが俺たちは勝手に行動した。それが正しい事だろうがなんだろうが世間的には良いとは言えない。
「まァ、話は最後まで聞け。以上が、警察としての意見。で、処分云々はあくまで公表すればの話だワン」
「じゃあ、公表しない場合は…」
この違反をなかった事にし、俺たちやヒーローたちは何の処分もないままになる……代わりに、ヒーロー殺しを捕まえた、という功績はなくなる、って事か。
俺たちは署長の前に立ち、頭を下げた。
「勝手に行動してしまい申し訳ございません。よろしく、お願いします」
「君たちが受けていたであろう称賛の声はなくなってしまうが……せめて、共に平和を守る人間として…ありがとう！」
その声で俺は顔を上げた。ありがとう、か。
大人も、大人の事情があって厳しい事を言う。それは俺が大人だったから知っている。
だからこそ、俺たちの気持ちを忘れず頭を下げる署長はやはり人の上に立つ人間なんだな、と思う。
自然と、近藤さんや将軍様の姿が署長に重なった。
「あの……全然関係ないんですけどお2人のヒーロー名ってなんですか？」
「お2人って……俺ら？」
ダルそうに壁に背をつけ立っていた万事屋に緑谷が声をかける。おいやめとけって。そいつに関わるとろくな事ねぇぞ？
「僕たち実は本名でやってるんだよね」
「そーそー。因みに俺たちは犬の散歩から地球の平和を護るまで、なんでもやる特殊なヒーロー、略して万事屋だ」
「銀さん。また全然略せてないですけど」
「え、本当に"あの"万事屋……！？」
「なんだ緑頭くん知ってんのか」
「え、あ、はい！」
まァ流石に監視する為とはいえ、あんなでけぇ建物ならヒーローオタクの緑谷は存在は知ってるか。
つか"あの"って言うほど凄いのか？コイツらの事だしロクな仕事してねぇと思うんだが…
｢お礼の遠回り｣→←世の中略しすぎて正式名称が分からないものがたくさんある
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テカチュウ - 銀魂メンバーの流れるように行われるメタ発言とキレのあるツッコミに置いてけぼりにされるヒロアカメンバーがめっちゃ面白いです。銀魂特有のテンポの速い会話も、なんだか安心します笑 (2021年9月24日 0時) (
レス) id: 25eb3d3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
さつま。(プロフ) - 睡眠足りない布団好き女子さん» コメントありがとうございます！！更新遅くなってしまうかもですがこれからもよろしくお願いします！！ (2020年10月18日 10時) (レス) id: 88f7c14e58 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - 設定とかすごいです!!いつも楽しみにしてます!!これからも頑張ってください!! (2020年10月17日 21時) (レス) id: 8719e534a2 (このIDを非表示/違反報告)
さつま。(プロフ) - はなっちさん» コメントありがとうございます！！とりあえずマヨラーアカデミア2の話は書き終えたのでこれから更新していきます！楽しみに待っていただけると嬉しいです！ (2020年10月12日 22時) (レス) id: 88f7c14e58 (このIDを非表示/違反報告)
はなっち - 久しぶりの更新嬉しかったです！続き楽しみにしています！ (2020年10月12日 18時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつま。 | 作成日時：2020年8月17日 18時
