フォロー出来る男はレディファーストである ページ22
轟 side
「神妙にお縄につきやがれ！！」と言われても何と返せばいいか分からず、ただ攻撃体制をとる。
俺に木刀を向け、睨んでくる…V字野郎。
あの攻撃を避けられたのか、面倒くさくなったな。
眼孔が開いているソイツは他の凍らされた2人とは何かが違う気がした。
ただ、核に近いのは俺の方。此方が有利なのは明白だ。
「わりぃが、終わらせてもらう」
「お前らが負けて終わるンだったらいいんだがなっ！！」
突進してくるソイツの足に目掛けて氷を出す。個性が分からない為、時間をかけるのは得策ではない。
「お前の攻撃は単調過ぎで個性に頼り過ぎだ。そんなンじゃあ当たらねぇよ」
軽々と避けられた挙句、アドバイスまでされる。なんだコイツ、そんな余裕があるってのか？
「うるせぇ」と呟きながら攻撃を仕掛けていく。もう少しで障子が来るはずだ。
「こんなことで女傷つけるのは御免こうむるぜ」
「は？なんのことだ…、っ！！？」
意図が掴めない台詞をはきながら、V字野郎は木刀を投げてきた。驚きながら反射的にそれを避ける。
「木刀のほうに目がいきすぎだァ！！」
「！？まずっ、………は？」
何故か肩を叩かれただけだった。コイツ、何がしたいんだ。
混乱はしているがここまで近いから氷で攻撃すれば一瞬で終わる。
すかさず氷を
出そうとした。
「っ、な！？！？個性が…！」
「しめぇだ」
俺はそこで捕まってしまった。
何がおこった？確かに俺は個性を使った筈だ。なのに氷が出ない。なんで、母さんの個性が……！！
〖俺の個性だ〗
「は……？」
〖俺の個性は、触れた相手の個性を変えることができる。お前の個性を俺の母さんの個性に変えた〗
V字野郎は喋っていない。なのに脳内に直接声が聞こえる。
「つまり、お前の母親の個性は人の考えていることが分かる個性ってことか？」
「そういうことだよ」
〖…よく分からないけれど、強い人倒しちゃったよ土方…！！〗
〖すごい、けど寒いなぁ…〗
氷で動けない2人の声も聞こえた。確かIチームには透明な奴がいたな。
”こんなことで女傷つけるのは御免こうむるぜ”
あの言葉は透明の奴の為の言葉だったってことか。
「葉隠、寒いんだろ？これ着とけ」
「あ、ありがとう土方くん！！」
考えていることが分からない筈なのに透明の奴に上着を貸す。
…土方、か。
今の俺じゃコイツに敵わない、そう思ったのは早かった。
自分自身の強さに気づかないやつって結構いる→←スケート選手ってコケるときめちゃくちゃ痛そうじゃない？
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玄米 - 作者さんも同士！めちゃ嬉しいです！これからも続篇で楽しみに待っまーす！ (2020年8月23日 21時) (
レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
さつま。(プロフ) - コメントありがとうございます！！本当ですか！私の好きなアニメと推しを合わせたくてつくったので、玄米 さんと完全に好きなのが一致してます！嬉しいです！笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月23日 10時) (レス) id: 88f7c14e58 (このIDを非表示/違反報告)
玄米 - これは完全に私好きですねえ！！！好きなアニメと推しが合わさってるって神ですかあなた！？好き！！ (2020年8月23日 9時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
さつま。(プロフ) - コメントありがとうございます！！笑笑土方さんにとってマヨネーズ吸うのは当たり前ですね、もう異常すぎて…これからもこの作品をよろしくお願いします！！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 88f7c14e58 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいのりぎりっぺ - 9ページ目、耐えきれなかったので言います。 タバスコ吸うのは結構ヤバいけどマヨネーズも普通にヤバいからね！？ …失礼しました 楽しく読まさせてもらってます！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 16641d526d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつま。 | 作成日時：2020年7月12日 15時
