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喧嘩 62 ページ21
「お姉ちゃん、痛いよっ」
『‥‥‥‥ごめんね』
「あれ‥‥お姉ちゃん、泣いてるの？」
『えっ』
下を見ると地面に落ちた涙。
何故か私は泣いていた。
「もう大丈夫だよ、お姉ちゃん」
そう言われ、一層涙が溢れた。
もう誰にも会えないと思った時の不安、助かった時の安心感、人の温かさが募った結果だった。
寂しい、会いたい。忘れたくない
口になんて出せないけれど、ずっと思っていた。
怖かった。「もう大丈夫だよ」って言って欲しかった。
「だから、泣かないで！あ、そうだ。ここら辺紹介してあげるから！ね？」
ミーナはそう言って頭を撫でてくれる。
『ありがとう‥‥』
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作者名：ピーヤ | 作成日時：2017年12月20日 23時
