Christmas Eve！ 13 ページ13
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「なぁ、そう言えばさ、メリークリスマスって数学でも表せるって本当か？」
みんなで合流して雑談を繰り広げていた私たちは若武の言葉に話を止めた。
数学でメリークリスマスって表せるって...どういうこと？
凄く興味が湧いたんだ。
みんなで自然と上杉くんの方を見る。
すると、その視線を受け取った上杉くんがなんでもない事のように口を開く。
「あぁ、それ、対数の計算だろ。」
対数...？
「そ。確か高１でやる内容だよ。logっていう...」
そう言って上杉くんがスラスラと教えてくれるんだけど...
さっぱり分からん。
頭に疑問符を浮かべている私に気づいて上杉くんが小さく笑った。
「確かに今までやったことないやつだから、実際に紙に書いて説明しないと分かんねぇと思うよ。
また今度教えてやるよ。」
ん。ありがと。
「あ、そろそろじゃね！？」
若武が突如大声で叫ぶ。
その声にびっくりしていた次の瞬間、周りの木々がパッと明るくなったんだ。
うわぁ！
綺麗...！
思わずうっとりと眺める。
辺りは青1色で彩られていてまるで星空の中にいるかのよう。
リンリン、と鈴の音やベルの音も聞こえてきて、冬が来たんだなぁ。って感じさせられる。
「すっげぇな...」
「ね。幻想的だ...」
みんなも感動したようで上を見上げて今日一番の笑みを浮かべている。
周りの人たちも思わず立ち止まってうっとりと青の世界に包まれていたんだ。
と、そこにピアノの音。
軽やかだけど、しっとりとした美しい音色が聞こえてくる。
そして、それと連動してイルミネーションが少し変わるんだ。
凄い、凄い...！
あまりの感動にそんな言葉しか出てこない。
パシャッと音がしてその音の方に顔を向けるとみんながイルミネーションの写真を撮っているところだった。
それを見て後悔する。
あぁ、私もカメラ持ってくればよかった...。
すると、そんな私の視線に気づいたのかみんなが一斉にこっちを向く。
「ん？どうした、アーヤ。」
「何か元気なくない？」
「こういうの好きじゃないの？」
私はぶんぶん首を横に振った。
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セダム(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます！楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*)最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2019年1月2日 0時) (
レス) id: 188dd23746 (このIDを非表示/違反報告)
桃花 - わ~！！！おもしろかったです！！ (2019年1月1日 16時) (レス) id: c03aaf576b (このIDを非表示/違反報告)
セダム - Lasoさん» ありがとうございます！そうですよね、私もKZは永遠に続いてほしいなと思います(*^^*)最後まで読んで下さりありがとうございました。 (2018年12月28日 9時) (レス) id: b3d79e5fc7 (このIDを非表示/違反報告)
Laso - KZのクリスマスを見ると、私まで楽しくなっちゃいました♪これからも、KZは永遠と続いて欲しいなって改めて思いました。楽しい作品をありがとうございました!! (2018年12月28日 8時) (レス) id: 91c4ca8528 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 雨さん» 好きだなんて言っていただきとても嬉しいです(^^)そうですね、確かにクリスマスが2回もあったら嬉しい… そう言っていただけて何だか心が軽くなりました！ありがとうございます！あとがきまで読んで下さりありがとうございました。 (2018年12月27日 21時) (レス) id: b3d79e5fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セダム | 作成日時：2018年12月23日 19時
