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kn「 お前らそんな威圧感出すなやオラァ!!!笑顔で迎えろ笑顔で!!! 」
コネシマさんがそう言うと、さっきまでの威圧感は消えた。
gr「 ふはは!すまない、少し驚かしてみただけだ。…ふむ、怯えているのか?なァに、取って食ったりしない。 」
そう言って、コネシマさんに抱きつく私をサッと取って高い高いをし始める。
見るからに身長が高いこのいかついニイチャンみたいな人は、「子供は軽いな」なんて言って私をブンブン振り回す。
いやジェットコースターかよあかん涙出てきた。
子供だからか涙腺はすごく緩く、一粒涙がこぼれるとそのままどんどん溢れてくる。
『 ふ、っ、う、ぅ、うぇ、 』
gr「 む!泣いているのか?どうした? 」
泣く私にそう言いながらも高い高いはやめない。
この高い高いのせいだよ早く辞めてくれよ頼むから。
tn「 十中八九アンタのせいですねぇ。そんな凶悪顔に高い高いされるこの子の気持ちも考えたってくれ 」
きゅ、救世主…!!!
メガネボーイの言葉に首が取れるほどコクコクと頷くと、凶悪顔の人は不満げになりながらも降ろしてくれた。
すっかり腰が抜けてしまった私は、半ば体を引き摺る様にメガネボーイのところに避難した。助けてくれ、という意思表示でもある。
kn「 おいおい!お前のこと助けてやったの俺やで〜!?普通俺に来るやろ!!! 」
tn「 あんま大声出すなや。トラウマか何か蒸し返してもうたらどないすんねん 」
『 ウンウンウンウン… 』
やっぱりこの人は私の救世主だ。
決めた!決めたよみんな!!私この人に着いて行くッピ!!
…ちなみにふざける余裕はない。今にも失禁しそうです。
とりあえずメガネボーイの腕に抱かれたまま、高速でウンウン言ってたら何を心配されたのか頭を撫でられた。はて。
kn「 俺が助けてやったんやから俺ん所来いよ ! 」
何この人。なんでこんな小声なのに声大きいんだろ。
あっ、えっ、もしかして、気遣ってくれてるのかな?
ウワ〜〜!優しいけど、けど!!小声がデカいという過去最大の矛盾が起きてるんですよね〜!
やさしいけどバカなのかな???
『 …ぁ、う 』
kn「 ぅぉ〜〜〜〜〜っ、 」
とりあえずその優しさに免じてコネシマさんに近寄ると目をキラッキラさせながら手でおいでおいでしてきた。
ギャップ半端ねぇ〜〜。なんならちょっとおもろいまである。
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N。アライブ - 幼女主意外と少ないので嬉しいです ありがとうございます。m(_ _)mペコリ (2022年9月22日 20時) (レス) @page7 id: d131f8ee7c (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とても面白いです!見てて楽しい!更新ゆっくりでいいので頑張ってください!! (2022年9月5日 10時) (レス) id: ccbb87a59f (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - やばい面白すぎwwwwww更新頑張ってください!!!! (2022年8月29日 17時) (レス) @page7 id: 4426751014 (このIDを非表示/違反報告)
徹夜のシロツメクサ - ごめんなさい!私こういうの初めてなので…次から気を付けます!指摘ありがとうございました! (2022年8月21日 11時) (レス) @page6 id: 9362d20e8c (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - はぁぁぁ!面白いぃぃぃ!続き待ってます!更新、ゆっくりでいいので頑張ってください! (2022年8月17日 8時) (レス) @page5 id: 918b15eb68 (このIDを非表示/違反報告)
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