やっぱり麗日は雑に愛される。2nd (ページ25)

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【72話あたふたトーク】ページ25

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それから私達は何故か脱衣所の話になった。

緑谷「うーん、注意書き張ってみるとか？」

轟「かごの下に磁石でもくっつけときゃ、自然に元の位置にもどるんじゃねえか？」

『何それ面白い。』

轟くんの考え面白い。私達は、ああでもない、こうでもないと話していると、砂藤が口を開いた

砂藤「飯田って食べられないものってあんのか？」

飯田「嫌いな食べ物ということか？いや、好き嫌いはとくに無いが」

砂藤「…それじゃあアレルギーとかは？」

飯田「いいや、そういうのも特にない」

しっかりアレルギーを聞く砂藤…めっちゃ偉い

飯田「ところでなぜそんなことを訊くんだい？」

『ゴブッ』

飯田「Aくん！？」

『いや、うどんが鼻から出てきただけ。全然平気』

飯田「それは平気なのか！？」

さ…流石に今のは不自然過ぎたか…？急にアレルギーを訊くなんて。あぁ、どうしよう。

『(と、轟くん！なんかフォローして！)』

轟「(…ああ)」

私が轟くんにだけ聞こえるくらいの大きさで轟くんに話す。すると轟くんは顔を上げた。

轟「それはお前の__________」

「『轟くん…！！』」

轟「んぶっ」

私と緑谷くんは即座に飛び出し、轟くんの口を押さえた。あっぶねー！！これだから天然は！

飯田「ど、どうしたんだ、緑谷くん！？」

緑谷「な、なんでもないよっ？ほら、口元にネギがついてたから気になっちゃって…ね、轟くん！」

轟「あぁ…わりィ、そばを食ってたからうっかりしちまった…」

飯田「？うっかりって何をだい？」

轟くーん！！委員長怪しんでるよ！いや、普通怪しむけど、頭のいい飯田くんだ。怪しむを上回ってるよ。

怪しむ上回ってるって何

『もーっ！ト、轟くんっタラ！！』

飯田「Aくん、いつもと違ってカタコトな喋り方じゃないかい？」

緑谷「いつもこんな感じだよ！ねっ！」

……え。

『そっ！そうだね！』

緑谷くん…緑谷くんの脳内の私のイメージって…

飯田「………」

飯田くんをチラッと見てみると眉をひそめていた。
ごめんね飯田くん…！でも！あともう少しだから！