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もう昼間のお菓子で俺達はお腹いっぱいだった。だから夜ご飯は食べずに。明日は彼女に作って貰えるようにお願いしようと思う。今朝の朝ご飯凄い美味しかったからね、夜ご飯も食べてみたいなぁなんて。
昨日と同じ。お風呂に交代で入って着替えて眠るだけ。今日も彼女は「一緒に寝よう」と可愛い声で言ってきた。もしかしたら彼女は眠くなると甘えん坊になるのかもしれない。自分では気付いてないと思うけど。
「……幸村」
俺にぴったりとくっついてそっと声を放った。
「どうしたの？」
「……今日は寝たくない」
「ふふっ、じゃあ俺と楽しいコトする？」
「……なんか言い方がやらしい」
「冗談だよ、」
＿＿多分、昨日君が見た夢。何か怖い夢を見たんだろうなとは思ったけど。今日も見るんじゃないかって心配してるのかな。
「駄目だよ、ちゃんと寝なくちゃ。明日の俺が退屈になっちゃうだろ？」
「えー、私の心配は？」
ちょっとだけ笑顔を思い出した彼女の頬にそっと触れた。
「……ねえ、俺の事想って寝てよ」
俺を映した瞳が揺れる。凄く綺麗でいつまでも見ていられるような。
「そしたら君の夢の中に行けるから、」
＿＿守ってあげられるんじゃないかって。笑顔にしてあげられるんじゃないかって。
「……俺は君が好きだよ」
唇は許して貰えないだろうから、そっと頬に唇を落とした。少しでも君が俺の事意識して眠ってくれるように。
「……幸村って、ほんとずるい」
そのままゆっくり、夢へと落ちていく君を見届けて、
＿＿おやすみ、お姫様。
今日も君の隣で、２度目の夢を迎える。
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のん(プロフ) - 神の子依存症@鈴歌さん» 早速読んで頂きありがとうございます……！もうめっちゃ有難いです！！絶対に叶わない両想い、私もわりと気に入ってます笑宿題頑張ってください！笑 (2019年3月7日 16時) (
レス) id: d9f3c28035 (このIDを非表示/違反報告)
神の子依存症@鈴歌 - すごく面白かったです！宿題忘れて読み耽りました！(！？)絶対に叶わない両想いって切ないですね。私が書くとだいたい両片想いになっちゃうから、もう、本当、すごいです(語彙力) (2019年3月7日 16時) (レス) id: af6ad853e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nonhp319305/
作成日時：2019年3月5日 20時
