First 宿舎 Day ページ10
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12月の韓国。平均気温は0℃付近。夜になるとマイナスなんてこともざらにある。
そんな寒い寒いところから暖かい宿舎に向かってスーツケース片手にゴロゴロ向かう。
部屋割りは番組側から決められており、交流を目的とするため同事務所同士の被りはないらしい。
「ひょん……夜そっち行ってもいいですか……」
「だーめ。同室の人達が心配するかもしれないでしょ。それに仲良くなれるチャンスだよ。」
「でもひょんたちがいないと寝られないです…。」
「そろそろ頑張んないとね、ほら、行っておいで？」
ヒョンたちに突き放されてちょっと拗ねた顔をしてみるけど笑われるだけで送り出されてしまった。
僕が苦手なこともヒョンたちは知っているはずなのに、とは思うけど、確かに毎晩ヒョンたちの部屋を回るわけにはいかない。
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苦手なものは苦手だ。
自分の部屋の前に立ち5分が経った。
みんな寒くて早くに入っていたようで、僕らは少し遅かったみたい。だから廊下にはほとんど人はいないし、ヒョンたちは自分の部屋に早々に入ってしまった。
「早く開けなきゃ…うぅー、でもまだ怖い、もう少し、」
中からは楽しそうな声が聞こえる。ああ、もう仲良くなってしまったんだろう。僕の入る隙は無いかもしれない。
なんてことを考えてしまうと、余計に入れなくなってしまう。
「よし、せーので開け…ｶﾞｯ!?」
「えっ！すみません！申し訳ないです！大丈夫ですか？え、返事無い！？ヒョン！ちょっと！来てくださいよ！どうしましょう！？」
盛大にやらかした。
おでこを扉に打ち付け、出てきたのはユジンくん。すごく焦っているところ申し訳ないけどびっくりしすぎて固まってるんだけなんだ。少し落ち着いて欲しい。
あと心の準備出来てないから誰も呼ばないで。
「どうしたのユジナ……あぁ、こりゃまた……」
「ようこそハヌルくん、盛大にぶつけたね、これ。中で冷やそうか？」
後ろから出てきたのはキムジウンさんとイファニさん。大人な二人が出てきて安心したけどこの場はすごく気まづい。
「はは、申し訳ないです…お邪魔します…」
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りんゴリ子(プロフ) - 素敵なお話なので名前変換できると嬉しいです (1月9日 12時) (
レス) id: a0c18f2b4d (このIDを非表示/違反報告)
ろんな(プロフ) - 行かん開きすぎて読みづらいです... (1月7日 0時) (レス) @page17 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 主様のお話すごく好きです！！これからも更新頑張ってください😚💕読むことがとても楽しいです！！ (1月6日 21時) (レス) @page20 id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃ | 作成日時：2024年1月4日 18時
