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緊張 ページ4

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震えていないだろうか。自分はちゃんと立てているだろうか。



ヒョンたちの背中を見ながら思う。生まれ持ったこのひょろい体つきは彼らのような力強い男らしさは出せないだろう。




「……ハヌルヤ、ハヌル」




遠くからヒョンの声が聞こえる、気がする。




「ほら、ハヌルが自己紹介する番だよ。」




くすくす笑いながら言うヒョンたちの声で我に返る。最悪だ。初っ端からやらかした。




「イ ハヌルです。よろしくお願いします。」




シンプルな挨拶だけど、声が震えてちゃんと発音できたかすらも怪しい。ヒョンたちが笑っているから大丈夫なんだろう。



そのままヒョンに連れられるがまま、1位の席に行くゴヌギヒョンと別れ、Kグループの1番上の席へ。



一つ下の席にはYUEHUAの皆さんがいて、ユジンさんは07lineらしい。若いのにすごくイケメンで、少し見とれてしまった。



ここにはすごくかっこいい人達がたくさんいて、本当に僕なんかがやっていけるんだろうか。




「大丈夫かな……」



「緊張してるの?ハヌルヤ」



「大丈夫だよ、ハヌルはちゃんと上手いからね。何より最強のビジュアルだから!!さっきからいろーんな人がハヌルのことちらちら見てるよ?(笑)」




そうやってまたヒョンビニヒョンはぼくをからかうんだ。僕のことを可愛い可愛いって。僕だってもう高校生だし!というかビジュアルが良い方では無い、っていうのは自覚しているし、どう考えてもヒョンたちの方がイケメンなのに。




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長い。長すぎる。99人って多くない?事務所や出身地ごとに出てきてるって言っても多い。これ全員のこと申し訳ないけど覚え切れる自信がない。皆さんイケメンだし、実力もありそうだし。視聴者の皆さん、ほんとすごいですね。僕尊敬。



なーんて考えていたらいつの間にか眠気がやってきて、ちょうど戻ってきたゴヌギヒョンにほっぺをつままれた。




「ハヌル、さすがに早いよ。こっからステージやるんだからね?シャキッとする!」




はーい、なんて気の抜けたような返事をして周りを見渡すと、もう全部の席が埋まっていた。



豪華なトレイナーさんやスターマスターさんが登場し、今からステージ、という時。どんな順番でやるんだろうと思っていたら早い者勝ちみたいで。









気がついたら隣のヒョンたちは高らかに手を挙げていた。







だよね、知ってた。

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りんゴリ子(プロフ) - 素敵なお話なので名前変換できると嬉しいです (1月9日 12時) (レス) id: a0c18f2b4d (このIDを非表示/違反報告)
ろんな(プロフ) - 行かん開きすぎて読みづらいです... (1月7日 0時) (レス) @page17 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 主様のお話すごく好きです!!これからも更新頑張ってください😚💕読むことがとても楽しいです!! (1月6日 21時) (レス) @page20 id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃ | 作成日時:2024年1月4日 18時

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