星空を飛んで

開脚パイセン ページ26

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ケイタヒョンは怒ってても可愛いくて、ぷんぷん、ぷりぷり、なんて擬音が見えてきそうで、笑けてきちゃう。



「もう！ハヌルも笑ってないで！止めてよ〜！」



「ヒョン……かわいいだけですよ……」



「可愛くないって言っとるやん！！」




ぷりぷり怒るケイタヒョンを不思議そうに見つめるのは未だ開脚したままのGグループの人。誰だっけ…えっと、




「如意棒！！！」




叫んだ僕を見て周り一帯に爆笑が起こってしまった。ごめんて。



スターレベルテストで、おっきな爪楊枝みたいな棒をグルグルしてた軟体動物みたいなヒョンだ。思い出した。クァンルイさんと言うらしい。



僕のおかげ？かケイタヒョンも落ち着いたみたいで、クァンルイさんも脚を閉じて座ってる。脚長いな。




「ところで、なんでこんな所で開脚を……？」



「さっきも言ったじゃーん、落ち着くんだよね」



「はあ……」



「ハヌルも一緒にやる？ケイタ硬いんだよね〜」



「僕も軟らかさには自信ありますけどさすがにちょっと…無理ですね、そこまでは。」



「そう？簡単だよ〜ほら、こうやって。」




あ、またやったらケイタヒョンが、って思ったら案の定。




「あ〜！ほら！またやってる！閉じなさい！も〜！」




コントなのかな？ってくらいタイミングが良くて、もうゴヌギヒョンとヒョンビニヒョンはヒーヒー言いながら笑ってる。




「カメラに映らないからいいじゃ〜ん。」



「そういうことじゃないの〜！こっちの視界には入ってくるやん!?それがやなんやって！！」



「え〜？そう〜？」




ループになりそう、これ。やっぱりケイタヒョンはぷりぷりしてるし、クァンルイさんは不思議そうな顔で開脚してる。




ちなみにこれはあと10分続いた。長いっすパイセン。

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