星空を飛んで

3日ぶりに ページ21

.





目が覚めたらゴヌギヒョンの腕の中にいて、紫色の服を掴んでいた。



いや、なんで？




.




「まじ、ほんっっとに焦ったんだからね！？さすがに寝ないのはダメ！」



「俺らに言わないのも悲しくなるわ！ハヌルのためならいくらでも時間なんて作るんだからさ！？」



「だから今日は一緒に寝ようねーハヌルヤ〜」



「申し訳ありませんでした…………」




シグナルソングテストにガチになりすぎて練習しか考えられなくなり、練習室に籠りきり。挙句3日は寝ずに挑んで終わった瞬間ぶっ倒れた(寝た)らしい。



ヒョンたちには最大級に心配を掛けたようで、かれこれ1時間ほどお話をされている。



ちなみに横にはゴヌギヒョン。僕が寝てないことを知っていながら報告しなかったかららしい。ごめん。



本当にめちゃくちゃ心配してくれていたらしく、ヨジュニヒョンに至っては涙目だ。




「僕も3日も寝てないなんて信じられないです…あんなに寝るの好きだったのに、ハイになるとやっぱ人間すごいんですね。



「ハヌルヤ…それはちょっと火に油…」



「はああああ？どれだけこっちが心配してると思って！寝ろ！もう寝るぞ！」



「ゴヌガー！なにこそこそしてんだ！早くハヌル抱っこしてお前の部屋行くぞ！」




あれよあれよとゴヌギヒョンに抱っこ(担がれ)ゴヌギヒョンの部屋へ。



ゴヌギヒョンの抱っこで眠たくなってきた。




「あれ、ハヌル眠い？」



「はい…ごめんなさいひょん…」



「いいよいいよ、疲れたもんね、早く寝ちゃおう。」



「ゴヌギがちゃーんと運んで僕らも一緒に寝るから、ハヌルはもう寝ちゃおうね。」



「…………おやすみなさいひょん」




3日ぶりの睡眠は、大好きなヒョンたちに囲まれて身も心もあたたかかった。

オールスター練習室→←まじ焦った

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す