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空は眠らない ページ15

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「ところでハヌルヤ?どうして部屋に帰って来ないの?もしかしてずーっと練習室、なんてことは、ないよね?」




目を逸らそうとするとガシッと肩を掴まれ、前を向くと怖いくらいに笑顔な二人。




「いやあ、何のことだか分からないですよ〜ヒョン、怖いですよ?」



「え〜?ハヌルが部屋に帰って来ないから僕らは心配、してるんだけどなあ〜?」




笑顔のはずの二人の目の奥は真っ暗で全く笑っていない。




「僕、ヒョンたちが寝てから帰ってきてるんですよ〜。朝も早いんで!だから会わないんじゃないですかね〜?」



「そう考えてもね、寝る時間少なすぎない?僕ら毎日ハヌルが部屋に30分しか帰ってきてないの知ってるからね。寝てるとは思えない時間だけど?」



「いや、それはですね……」



「ハヌル!!!部屋に帰ってないってほんと?」



「ゴヌギヒョン……いや、これは……」



「ファニヒョンに聞いた。部屋で寝てないって。ヨジュナ達のところにも行ってないって聞いた。部屋どころかどこでも寝てないんでしょ。」




ジェリピのヒョンたちにバレてしまうとよくない。彼らは少し僕のことを甘やかしすぎている節があるから、こんなことがバレてしまえば追及は免れられないと思ってた。



ゴヌギヒョンは特に厄介だ。僕がよく寝ずに練習するから、それを引っ張ってベッドに向かい、寝かしつけてくれるのはヒョンの役目だった。




「ああほら、こんなにも濃いクマなんか作って……ほら、寝よう?ハヌル。」




いつもならここで眠気がやってきてヒョンに身を任せるけど、何故か今日は全く眠くならない。なんなら早く踊りに行きたくて体がうずうずしてる。




「いやです!まだ20時ですよ?ヒョン。僕自主練があるんで。失礼します!!」




そう言ってスタートダッシュをきめ、一目散に1スターの練習室へ向かう。



きっとあそこにはGグループのヒョンたちがいて、匿ってくれるだろうとふんで。



突然の僕の動きに反応が遅れたからか、ヒョンたちの声は聞こえてくるけど振り切れたみたい。




「ボボヒョン!!練習しましょ!」



「おーハヌル!遅いよ!早くやろう!」




今日も夜中まで1スター練習室の明かりが消えることはない。





シグナルソングテストまであと2日。

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りんゴリ子(プロフ) - 素敵なお話なので名前変換できると嬉しいです (1月9日 12時) (レス) id: a0c18f2b4d (このIDを非表示/違反報告)
ろんな(プロフ) - 行かん開きすぎて読みづらいです... (1月7日 0時) (レス) @page17 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 主様のお話すごく好きです!!これからも更新頑張ってください😚💕読むことがとても楽しいです!! (1月6日 21時) (レス) @page20 id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃ | 作成日時:2024年1月4日 18時

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