インフル？ ページ14
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シグナルソングテストまであと少し。自分の中では何かが変わってきていて、前よりは上手くなったんじゃないか、そう思えるダンスをできるようにもなってきた。気がする。
「うん、いいね。すごく良くなってきてるよハヌル。素晴らしい。ハヌルならできると思ってたよ。これならオールスターも夢じゃない。」
なんて、褒められることも増えた。もちろん他の1スターの練習生たちも。全体的に雰囲気が良くなってきて、特にGグループの皆さんとはよく話すようになって、一緒に夜まで自主練をする、なんてこともざらにあった。
練習室に篭もりっぱなしの僕は、部屋にはお風呂に入るためだけに帰るようなもの。ルームメイトのみんなはクラスが違うから、毎日すごく話すってこともなく、程よい距離感を保っていた。
そんな今日、久しぶりに部屋に帰ると少しむっとした空気を感じる。
何かあったんだろうか。
「ユジナ……？どうしたの！！」
ベッドの方へ向かうと、赤い顔で苦しそうに息をするユジナを見つけた。どう考えても普通じゃない事態で、誰かスタッフさんを呼んでこなければいけない、と思って駆け出そうとした。
「ひょん…だめです……誰にも言わないで……？」
「でも……！インフルとか流行ってるみたいだし、ゆ時なもしんどいでしょ？医務室で休んだり、薬もらったりとかしよう？」
「テスト……受けられないじゃないですか……そんなのいやです」
「でも……」
「ハヌルヤ」
いきなり僕の後ろに現れた影。
「昨日からずっとこの調子なんだ。少し練習を休ませてるけどやるって聞かなくてね…今医務室に行けば確実にテストは休むことになるだらうから、無理はしないって言う条件で目をつぶってるんだ。｣
そんな困ったような優しい顔で言われてしまえば、僕には止めることはできなくて。何よりこんなに大変な事態を僕は知らなかったことが悔しかった。
「分かりました。ユジナ、無理しないでね。テストが終わったらちゃんと休むんだよ。」
「はい…」
真っ赤っかなお顔で辛そうなユジナは見ているこっちが悲しくなってしまうほど追い込まれているようで、胸が苦しくなった。
うつってしまってもいけないから、とヒョンたちに引き離されてしまった。
「ところでハヌルヤ？どうして部屋に帰って来ないの？もしかしてずーっと練習室、なんてことは、ないよね？」
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りんゴリ子(プロフ) - 素敵なお話なので名前変換できると嬉しいです (1月9日 12時) (
レス) id: a0c18f2b4d (このIDを非表示/違反報告)
ろんな(プロフ) - 行かん開きすぎて読みづらいです... (1月7日 0時) (レス) @page17 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 主様のお話すごく好きです！！これからも更新頑張ってください😚💕読むことがとても楽しいです！！ (1月6日 21時) (レス) @page20 id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃ | 作成日時：2024年1月4日 18時
