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「キミがエースかい？
思ってたより普通なんだねぇ。ヨロシク」
「てめっ……はァ。お前がAだな。
ああ、ヨロシク」
僕が首を傾げると、怒るにも怒れなくなったのか
エースは 肩を落とした。
二人して 握手をする。
「キミの事は 聞いてるよ。でも僕の中でキミは反抗期真っ盛りで
素直になれない只のガキ設定に認定されているから、そこら辺 覚えておいて」
「何だそれ。じゃあ 俺での お前は上から目線で大人ぶってるイラつく
ババァって設定でいくわ」
「ん？」
「あ？」
「ま、─── まァ落ち着けって。二人とも素直になれよ」
こいつが イラつくから仕方ないじゃあ無いか。
ジト目でサボを見ていると、よしよしと頭を撫でられた。
子供扱いされたよね今 キミ喧嘩売ってるのかな？
…でも悪い気はしなかった。
「サボ、お前にも やーっと春が…」
「うっ…うるせェな！お前は黙ってろ！！」
「？」
彼等は何の話をしているのだろうか。
サボに聞いてみるが、何でもねェと ぎこちない笑顔を向けられた。
一方 エースは ずっとニヤニヤしていて教えてくれなさそうだ。
「鈍感なんだな」
「…」
「何の事だい？」
鈍感？
「どんまい、サボ」
「エース…お前って奴は本当にっ………！！」
「僕を置いてきぼりにしないでくれたまえ。少しくらい
話の内容を教えてくれたって 良いじゃあないか」
続く
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作者名：幹 雪菜 | 作成日時：2017年9月17日 12時
