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そこにあるゴア王国の最果て。
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通称 ゴミ山。
そこの海岸に 僕は 船を寄せた。
波に流されない様に 小船をロープでキツく縛る。
そして 荷物を担ぐと、大きく伸びをした。
「………」
食料を調達しないと。
三日くらい何も食べていない。
出来れば 小船から離れないで食料を調達したかったんだが
このゴミ山には 店さえも見当たらない。
�狠羶干広瓩諒�に向かうしかなさそうだ。
小さく息を吐いて 歩き出した、
その瞬間。
「おい、嬢ちゃん」
「金目のもん置いてきな。何か 一つくらい持ってんだろ」
声を掛けられた。
しかも悪い意味での方。
僕は 刃物を持って怪しく笑っている 彼等をジト目で見つめる。
その行為が 何故か彼等の気に障ったようだ。
「てめェ、なんだよ その目は！」
「なんか文句でもあんのか！？」
刃物を上に挙げて いきなり襲い掛かってきた。
マジで邪魔なんだけど。
覇気で一気に片付けるとするか。
手をポケットに突っ込むと カッと目を見開く。
「っ……！？」
「…悪いね、おっさん。僕 追われてる身だから 成る可く早めに
ここ出ないとヤバイんだわ。って事で バイバーイ」
地面に倒れる彼等を見下しながら
そう言うと 手を振りながら 門の方へ歩き出す。
ああ、お金の方は 有難く貰ったよ。
犯罪だとか そう言うのは 僕 興味なーい。
お金もなくて 困ってたとこだし、
丁度よかったわ。
彼等に感激 感謝だね。
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作者名：幹 雪菜 | 作成日時：2017年9月17日 12時
