【ドラゴンボール】ドラゴン高校は摩訶不思議！【学パロ】

いつも通りの朝 ページ2

「A〜！早く起きな！入学式に遅れるわよ〜」
「ん、むにゃ」

私は布団を押し退けて、制服に着替えた。

「おはよう、A」
「オッス、おはよう！A」

リビングに行くと、ラディッツ兄ちゃんと悟空兄ちゃんがいた。
お母さんはもう仕事に行ったらしい。

「おはよう！ラディッツ兄ちゃん、悟空兄ちゃん」

私は椅子に座ると、ラディッツ兄ちゃんが作った朝食のスクランブルエッグとトーストを食べた。
ラディッツ兄ちゃんの料理は世界一…ううん、宇宙一だと思う。

「そろそろ学校に行くぞ」
「うん！」

ラディッツ兄ちゃんと悟空兄ちゃんと手を繋いで、私は家を出た。

今日、私は二人と同じ学校に入学する。
私は二人が大好きだから、二人と同じ学校に行けるのが嬉しかった。
楽しみだなぁ。お友だちたくさん出来るといいなぁ。

「A、髪に桜の花びら乗っかってっぞ」

悟空兄ちゃんが、髪に付いた花びらを取ってくれた。

「ありがとう、悟空兄ちゃん！」

私が微笑むと、悟空兄ちゃんの顔が真っ赤になった。
ラディッツ兄ちゃんも顔が赤い。
二人がこんな反応するのも、無理は無い。

だって私たちは、本当の兄妹じゃない。

私の本当の家族は、交通事故で亡くなってしまった。
本当のお父さんの友だちだった、今のお父さんが私を引き取ってくれて、現在に至る。
最初は悲しかったけど、みんな私に優しくしてくれるから、元気を取り戻せた。

「おっ、学校見えてきた」

桜並木の奥に、学校が見えてきた。

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