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気づかぬうちに ページ14
隼「Aちゃんはどうしたい？」
「本物の彼女になりたいです。偽者なんだって思うたび悲しくてどこまで踏み込んでいいかわからなくて」
隼「そうだよね……一回終わらせたいって言ってみたらどう、かな？やっぱ難しい？」
私の問題なのに隼くんも一緒になって悩んでくれてる
ここでいつまでもグダグダしてる訳にはいかない
「言ってみます、ちゃんと区切りつけたいんで」
そう言うとうん、応援してるからと頭をポンと叩いた
それから約束通りすぐに帰る準備をして玄関に
隼「じゃあ、お邪魔しました」
「あの、迷惑かけてすいません」
隼「大ー丈夫！力になりたいだけだから」
そのあと外に出てお見送り
部屋は三階で扉を開けたら道路はすぐに見えるような作り
時間は六時くらいなのに家の周りは人通りがほぼない
隼「じゃあまた今度ね」
手を振りながら隼くんを見てると
ドサッとかすかに袋が落ちる音がどこかでした
気になってキョロキョロ見渡したけど
特に誰かいるわけでもなかった
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作者名：カステラ | 作成日時：2018年7月23日 22時
