政府の真実。そして魔法剣VS機械剣 ページ37
「父さんはマーロンの息子。・・・それなのにっ！！」
フレアは父に敵意をむけた
「ふははは。その目、お前の母親、マリアの死ぬ間際まで私にたてついた時の目にそっくりだ」
「え？母さん？たてついた？母さんは病気で死んだんじゃなかったのか?」
「まさか。あれは私が命じて死んだのだ」
「！！！！」
「私の妻に子供ができなかった。だからメイドのマリアに私の子を生ませた。跡取りのためだ。それなのにマリアはお前とマミアを連れて国を出ようとした。だから奪ってやったのだすべてを」
王の言葉を最後に父子の会話は終わった
王はフレアを見ている。フレアはうつむいている。カレンはだまっている
・・・沈黙が続く
「後悔しろ」
その沈黙を破ったのはフレアだ。
「母さんから全てを奪ったことを。この国は大切なものを失ったことを後悔しろっ！」
「何を失ったと言うんだ？まさか美しい心とは言わないよな」
その瞬間フレアは見たこともないような険しい顔をした。怒っている
「はぁぁぁぁぁっ！！」
フレアは大剣を出し王に向かっていった
――――キィィィィン
鋭い金属音がした
フレアの大剣が王の剣と交わり大剣が折れた音だ
「！！！なぜ折れた？！大剣なのに？！」
「それは、これのせいだ」
王はそう言ってジャラジャラと剣の中から鎖を出した
「剣の中に仕込んでいたのか・・・」
「そうだ。魔法剣だろうと私には勝てない」
「くそっ！！うおぉぉぉぉぉぉぉ」
フレアはロングソード、レイピア、刀、ダガーと使った
しかし王の剣に仕込まれた火薬や銃弾、物理から特殊攻撃までを受け、ことごとくすべて破れた
「たしかにお前がいつまでも剣を出し続けられたら勝負はつかないな。しかし魔法とは意志なのだろう？心なのだろう？戦いが続けば心が疲れる」
「な、何が言いたい！！」
フレアは息が切れている
「このまま戦いが続けば先に散るのは疲れを知らない機械ではなく疲れてゆく魔法のほうだということだ」
「なんだとぉぉぉぉぉぉ！！」
またフレアは向かっていく
「フレア！気は確か？！冷静になるんだ！！」
カレンもあせるほどフレアは冷静じゃなくなっている
「まったく。なぜ私の家族は皆私にはむかうのだ？我が父もお前の母親も、マミアも。そしてお前も」
「それは父さんが間違ってるからだっ！！」
「そうやって皆私を否定する。」
王は一息おいた
「そして私にすべてを奪われる」
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みなみ(プロフ) - 3000hit超えました！！ありがとうございます！！ (2011年12月17日 23時) (
レス) id: 498290f900 (このIDを非表示/違反報告)
ハレル(プロフ) - めちゃくちゃ面白い！！！この世界観は最高です！！！ (2011年12月2日 22時) (レス) id: 7cb2b9d575 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 9月29日2000hit超え！！！ありがとうございます！！！ (2011年9月29日 23時) (レス) id: 498290f900 (このIDを非表示/違反報告)
ベース(プロフ) - 俺も一応おめでとうだけは言っとくよ！・・・「おめでとう。」 (2011年9月18日 20時) (レス) id: afa733931b (このIDを非表示/違反報告)
シューン(プロフ) - 総合ランキングいりおめでとう クオアゲガンバ (2011年9月18日 20時) (レス) id: b5c5424839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2011年7月6日 22時
