第5章：助ける。そして助けられる ページ33
剣が振り下ろされる音。何かが割れたような音。何かが切れたような音
いろいろ不自然な音がした
自分は死んだのかと思ったが、カレンはそっと目を開けてみた
「！！！！！！」
見たその世界は、まぎれもなくコアで目の前にいたのはどこからか血を流しているフレアだった
「フレアっ！！」
カレンは驚いたが何よりも敵兵が驚いている
カレンははっとして驚きながらもとにかく敵兵のすきを見つけ自分の持っているすべての攻撃力を出し切る勢いで攻撃した
いくら素早い敵兵も不意を突かれて太刀打ちできなく、その場に倒れた
「大丈夫か？カレン」
ずっと黙っていたフレアが急にしゃべりだした
「私は大丈夫だ。それよりお前が大丈夫じゃないだろう」
「俺はいいんだ」
「どこがいいんだ？」
「よくも・・・・リーダーを・・・倒したな！！！！！」
そのとき10メートルほど離れた所からさっきの敵兵の部下であると思われる兵が一人突進してきた
カレンもフレアも気づいていたがついさっきけがをしたため素早く魔法が出せない
「！！！！！！」
もう駄目かもしれない
そう思った時
「まったく。あんたたち、らぶらぶしてんじゃないよ！！今は戦争中だよ。ここはあたしに任せな」
20代くらいの女性だった
カレンは何と返事をすればよいかわからなかったが、フレアもけがをしているので、とにかく一時物陰に隠れ応急処置をした
「フレアぁ、ごめんね。大丈夫・・・じゃないよね。左目・・・・完全にやられてるよ」
「大丈夫だ。俺の目は二つあるけどお前はひとりしかいないんだぜ？守って正解だろ？」
「そんなかっこいいこといってもそんな姿じゃ嬉しくないよぉ。悲しいだけだよぉ」
カレンは泣いていた
「泣くなよ。リーダー」
そこに来たのはさっきの女性だった
「さっきの・・・・」
「あたしはローシャって呼んでおくれ。リーダー」
「ローシャさんですか・・・」
「あぁそうだよ。そんなことよりみんなは戦ってるんだ。あたしたちも戦うよ」
「は、はい」
ローシャは走り出した
しかし急に止まって振り向いた
「美しい物とは汚いものとともに存在する。汚いものがなければ美しいものが美しいとは気がつかない」
「え・・・？」
「生きているうちに美しいものが見れてよかったよ。リーダーたちの武器は美しい心だな。コアにいたおかげで見ることができた。美しい心は信じる力だ」
また会おう。そしてもう会えない→←monolog�后�in フレア〜
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みなみ(プロフ) - 3000hit超えました！！ありがとうございます！！ (2011年12月17日 23時) (
レス) id: 498290f900 (このIDを非表示/違反報告)
ハレル(プロフ) - めちゃくちゃ面白い！！！この世界観は最高です！！！ (2011年12月2日 22時) (レス) id: 7cb2b9d575 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 9月29日2000hit超え！！！ありがとうございます！！！ (2011年9月29日 23時) (レス) id: 498290f900 (このIDを非表示/違反報告)
ベース(プロフ) - 俺も一応おめでとうだけは言っとくよ！・・・「おめでとう。」 (2011年9月18日 20時) (レス) id: afa733931b (このIDを非表示/違反報告)
シューン(プロフ) - 総合ランキングいりおめでとう クオアゲガンバ (2011年9月18日 20時) (レス) id: b5c5424839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2011年7月6日 22時
