【WT】貴方と紡ぐ【短編集】 (ページ11)

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「っぁ、まぁ、上書きはこんなもんだろ」

息苦しさと彼の愛で、もう頭がおかしくなりそうだ。視界が滲んでいるのがわかる。
肩で息をする私を他所に、スマイルはとにかく余裕そうで、彼は人差し指で私の唇に触れると、そのままつーっと体に沿わせて下降させていく。

「…キスマじゃ、消えちまうからな」

下腹部の凹みが、ぐっと押し込まれたような気がした。

「精々気張れよ、A」

朝チュン、とは幻想である。排気で包まれたこんな都会には、雀どころか烏すら寄り付かない。

下腹部に生暖かい感触がある。0より近い距離で彼と愛し合ったあの夜を、私はきっと忘れられない。

「あー、悪い、A、腰大丈夫か？」

全く悪びれた様子もなく満足気に私を見下ろすその男は、まさしく"スマイル"と冠するに相応しい表情を魅せていた。

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分かりづらいと思うので補足しておきます。

束縛系男子すまいる×侵されつつある夢主

最終的に夢主は妊娠してますたぶん
妊娠はキスマみたいに消えんし公表せざるを得ないから誰も夢主に寄り付かんくなるやろ！！っていうすまさんのやばやば思考によるものです。
もう少し詳細に書くべきだったのでしょうが、終盤で失速しました…
いつかR 18ものも書けるようになりたいのですが、あれは天賦の才を授けられし者だけが書くことを許されると思っているのでしばらくは無理です。あせあせ。