まこっちゃん ページ27
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「Aさん！」
「うわっ！びっくりしたー」
まさかの、相手はまこっちゃんだった。
てっきり来るなら壱馬くんかと思っていたのに。
いつも大人しくクールな彼にしては、そこそこの音量で声をかけてきたことにも驚く。
まこっちゃんは私の反応を見ると不機嫌そうに眉をひそめる。
ていうかめんどくさそう。
一応私、年上なんだけどなあ。
まあ相手はお客さんだから良いんだけども。
いや、それよりも。
「ていうか一応あるでしょ、ノックとか声かけるとか」
「やったけど、なんか頭抱えてて気付いてくれないから」
…ああ、だからそのめんどくさそうな感じですね。
確かに、勝手にぐるぐる考えてて扉が開いたのは気付かなかった。
まこっちゃん、生意気だけど今回はちょっとだけ申し訳ない。
そこまで会話したところで彼が持っているものに目がいく。
それはおおよそ普段の彼には似つかわしくないもので、持っているものとまこっちゃんとを二度見していたら、それに気付いた彼の方から口を開いた。
「北人さんが、これ」
「まこっちゃんじゃないんだ」
「へーいらないんすか」
「ごめんて！ちょうだい！」
今片付けしてるから先持ってけって言われたから代わりに、と持っていたものをずいっと押し付けてくる。
まこっちゃんが持っていたのはトレーに乗せられ湯気を立てるお粥だった。
こんなの久しぶりに見た。
まず熱出てもこれをきちんと作るのってなかなかない気がする。
少なくとも私の今までの生活の中では、まず見られないものである。
同時に、意外にもまさかの北ちゃんに家庭力の高さを見せつけられた。
これギャップてやつなんじゃない？女の子が尚のこと騒ぎそうなギャップである。
ずっと持たせているのもアレなのでお礼を言って受け取って、手を合わせて有り難く頂く。
一口食べると、予想はしていたけど普通に味も美味しくて、壱馬くんのスペックの高さに圧倒された。
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ナイロン(プロフ) - はじめまして！お話楽しく読ませて頂いています！最近RAMPAGEを好きになったばかりで作者さんの仰っていた占ツクに作品が少ない理由を知らないのですが、教えていただけませんか…？ (2019年11月19日 15時) (
レス) id: 0dbb836090 (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - 紗綾さん» はじめまして〜！ご指摘ありがとうございます！実は今は読みやすさ重視で行間開けて書くようになったりしているのですが、何卒はじめの方の話にまで修正の手が回っていなくて…すみません。時間のある時に修正させて頂きますね！ (2019年6月1日 13時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
紗綾 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 0-2のここの台詞が被ってるから行間隔が詰まっているのでしょうか？ 「暇でしょ」 「…まあそうともいうけど」 行間隔が詰まっていると読みにくいので あけてはどうでしょうか？ (2019年5月28日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
はる子(プロフ) - ゆあさん» ありがとうございます（ ; ; ）なるべくできるよう頑張りますね！ (2019年3月13日 10時) (レス) id: d6e6231860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - 更新待ってます (2019年3月13日 3時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2019年2月21日 12時
