続き☆ ページ46
-シャークん-
シャ「消えてしまいたい生涯なんてもんに意味はあるの?消えてしまいたい生涯なんてもんに夢はあるの?」
「…」
シャ「無いじゃん」
ス「過去のことなんて俺らは知らない。お前が話してくれないからな。でも、お前が話すにはとても辛かったんだろ?」
ぶ「分かるよ。誰にでも辛かったこととか、苦しかったことなんてあるんだから」
シャ「辛いよね、分かるよだって?分かってるようなこと言うなよ!何にも知らないくせに!」
きり「…確かにシャークんのいう通りだよ。何があったのか俺達は知らないし体験もしてないんだから分かったことじゃない。でも、シャークんの苦しみを理解しようとしているんだよ。そんな人の善意を否定するのか?」
シャ「俺の過去の苦しみなんて誰にも分かるわけない!」
な「そんなの、わかんないよ。俺達だって沢山苦労して来たんだもん」
シャ「分かるわけないだろ!!そんなこと知ってんだよ!誰も殺しをした奴の気持ちなんか分からないだろ!!」
な「っ…!」
シャ「…俺は幼い頃に、数えきれないほど人を殺してきたんだよ。家には親が毎日居ない。愛された記憶なんてない。友達も居ない。知り合いも居ない。誰かも知らない奴から親が居ないって馬鹿にされた。そんな奴の気持ちが分かるかよ」
ぶ「…確かに、その気持ちは皆体験してない。でも、シャークんを助けたいって思うよ」
ス「過去はそんなに楽しくないんだったら、これから楽しもう?」
シャ「人殺しの俺は楽しむ権利なんてない。生きてても楽しいことなんてない。だから、俺を救いたいんだったら、俺を殺せよ。生きているよりもタヒんだほうがマシだ」
シャ「俺を刺して、殺して、奪って、去って?」
それが俺に出来る最初で最後の悪あがきだ。
俺は笑顔で皆に言った。
あの世行きのバスに乗ってさらば。
きり「…なんでそんなに笑うんだよ」
な「…見たこともない顔しないでよ」
ス「…なんでタヒにたいんだよ」
ぶ「…なんでタヒにたいって言ってんの」
きん「なんでそんなに…苦しそうに笑うんだよ」
俺自身、そんなつもりなかったのにな。
ちゃんと、いつものように笑っていた筈なのにな。
これじゃあ、前の笑顔と同じみたい。
シャ「苦しくないよ」
ぶ「嘘つくの、もう止めてよ」
な「俺達は、シャークんがどんなに手を汚していても大好きだよ」
あれ、目が熱くなってくるな…
なんでだろ…
これが俺の欲しかったものなのかも知れないな。
嘘つきは恋のはじまり(スマ×きり)→←あの世行きのバスに乗ってさらば。(シャケ×WT)
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is(プロフ) - いいえ、大丈夫です! (2020年3月5日 7時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
チョコまんじゅう☆ - どうでしょうか?なんか駄作になってしまいました… (2020年3月4日 21時) (レス) id: a52b65d449 (このIDを非表示/違反報告)
is(プロフ) - ぜんまい少女時計はシャケでお願いします! (2020年3月3日 8時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
チョコまんじゅう☆ - 了解です! (2020年3月2日 20時) (レス) id: a52b65d449 (このIDを非表示/違反報告)
is(プロフ) - じゃあ、レミングミングか、ぜんまい少女時計、スーサイドパレヱドをお願いします (2020年3月2日 17時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコまんじゅう☆ | 作成日時:2019年11月17日 22時