透明エレジー(ぶる×スマ) ページ23
-ぶるーく-
学校の最上階に君が見えた。
僕は瞬時に理解した。
スマイルは、じさつをしようとしている。
〜少し前〜
-スマイル-
俺は所謂陰キャ。
だから虐めを受けている。
昨日の事はもう忘れたし、明日の事も思い出せない…
ス「痛い、痛い!」
この声は確かに君に届いているはずなのに。
「ぶるーく、良いの?こいつ前の友達なんだろ?w」
ぶ「もう嫌いになったから良いの」
『嫌い』この言葉が聞こえてきた。
聞きたくなかった言葉。
〜今〜
でも、もう終わる。
俺の虐めも、ぶるーくとの関係も、学校生活も、生きることだって。
-ぶるーく-
僕は必死に最上階まで走った。
僕が最上階に着いて、ドアを開けたと同時に、君は最上階から飛び降りた。
言葉が出なかった。
きっと僕達のせいだったんだ。
〜少し前〜
ス「痛い、痛い!」
その時、僕はそこに居たのに。
「ぶるーく、良いの?こいつ前の友達なんだろ?w」
ぶ「もう嫌いになったから良いの」
嫌いになんてなっていなかったのに。
ずっとずっと好きだったのに。
自分に正直になれなくて。
〜今〜
今でもあの時の光景が頭から離れない。
もう君に会えなくなるなんて…
『ずっとずっと親友で居ようね』
あの日願った言葉が頭から離れなくて。
僕は何が欲しかったんだっけ?
僕が君を捨てちゃったんだ。
暗い心の奥に、スマイルを助けたいっていう気持ちを隠してた。
今じゃもう遅いなんて、今更知って。
もう、何もかもが嫌いだ。
スマイルを虐めた彼奴等も、助けられなかった僕も全部。
スマイルの事、嫌いじゃないって伝えたい。
伝えたいのに伝えられない。
もうお別れだから。
『痛い、痛い!』そんな言葉が今でも頭を離れない。
助けてやれなかった。
そんな自分も嫌い。
透明になって、この世から消えて、スマイルに会いに行きたい。
ぶ「ごめんね、スマイル。ずっとずっと大好き だったよ」
-スマイル-
俺の分も生きろよな、ぶるーく。
ぶ「ごめんね、スマイル。ずっとずっと大好きだったよ」
ス「俺も、最後まで大好きだったよ、ぶるーく」
そう言った俺の声は君に届くわけなかった。
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is(プロフ) - いいえ、大丈夫です! (2020年3月5日 7時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
チョコまんじゅう☆ - どうでしょうか?なんか駄作になってしまいました… (2020年3月4日 21時) (レス) id: a52b65d449 (このIDを非表示/違反報告)
is(プロフ) - ぜんまい少女時計はシャケでお願いします! (2020年3月3日 8時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
チョコまんじゅう☆ - 了解です! (2020年3月2日 20時) (レス) id: a52b65d449 (このIDを非表示/違反報告)
is(プロフ) - じゃあ、レミングミングか、ぜんまい少女時計、スーサイドパレヱドをお願いします (2020年3月2日 17時) (レス) id: 67d532d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコまんじゅう☆ | 作成日時:2019年11月17日 22時