薄氷(S×O) ページ26
あなたは僕の全て。
翔「……ん、寝癖なおった」
あなたが望むことは、僕の望むこと。
僕を見ながら他の誰かを見ていても
僕が誰かの代わりだということも
そんなの、どうだっていいのです。
翔「智」
あなたの声が僕の名を呼ぶ。
花が咲くように柔らかい声で。
翔「髪……伸びたね。あとで切ってあげる」
後ろから僕を抱きしめる腕。
それはきっと温かいのだろうけど
僕には一生わからないことで。
わかろうと思ったことも無かった。
感情なんてものはない。
温かさも、冷たさも知らない。
作り物である僕は。
何も。何も。知らないのです。
智「しょうくん」
僕の声に微笑んだ美しい彼が作ったモノ。
彼が愛した人と全く同じ見た目のモノ。
髪も、声も、爪の長さも、体温も
彼の記憶に残るものと同じで。
まるで僕はホンモノの『大野智』のように
彼を呼び、微笑み、唇を重ねる。
人間じゃない僕は
彼が望むものを捧げることしか出来ないから。
智「しょうくん」
作り物の癖に胸が痛いなんて生意気だ。
あなたは僕のすべて。
あなたは僕のすべて。
あなたは僕のすべて。
それだけで……いいのに。
翔「……え……？」
なんで。こんな。
床に落ちた液体に。
僕の中にあるコンピュータは
軋んだ音をたてるばかりだった。
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Rin(プロフ) - はるさん» はるさんこんばんは！ちょっとキャラが変な方向に……(汗) (2018年2月13日 0時) (
レス) id: f4324925b7 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - りんさん、こんばんは！ふふふ、相葉先生最高ですね。 (2018年2月13日 0時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - はるさん» はるさん！どうしてもトーストのやつが書きたくて書いてしまいました(笑)なんの下書きもせずに放り込んでしまったのでグダグダは覚悟でお願いしまーす！(ダメじゃん) (2018年2月11日 11時) (レス) id: f4324925b7 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ひぇぇぇ〜！りんさーん！びっくり！あの会話がこんなお話になるなんて！天才！←いやどんだけくだらなかったの（笑）なんだかとっても嬉しいです。ありがとうございます！ (2018年2月11日 8時) (レス) id: 2e57ade7fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin
| 作成日時：2016年1月23日 17時
