第103話 "不死鳥のマルコ" ページ6
・
「よぉ、マルコ。お供え物はもういいのか。」
「うるせぇよい。一気に決勝進出がきまったのはいいが、あそこまで祀られるとは思わなかった。この島で鳥は神聖な生き物なんだな。」
「あぁ、後で王女様のとこへも紹介してやるよ。」
決勝戦をむかえ、対面した二人は軽口を言い合う。ここまで、なんだかんだでとんとん拍子で勝ち上がったエースと、予期せぬ事態で決勝進出が決まったマルコ。お互い炎を能力として使い、飛ぶことができる。
「この狭いリングで、相手を先頭不能または場外へ押し出すっていうルールは結構難しいぜ。あっという間に勝負がついちまう。」
「あぁ、イゾウとお前の戦いも、本来だったら吹き飛ばされたイゾウの反撃があるはずが、場外失格であっという間に終わってしまった。まぁ、お互い飛べる今回はもっと戦闘が長引くだろうよい。」
試合開始の合図前に、お互い能力を開放し炎をまとう。マルコが炎の翼を広げると観客から歓声が上がる。
「マルコ、人気者だな。」
「王女様に比べたら、そんなこともないよい。」
マルコの言葉通り、王女のAが近くでエースを応援しようと前のほうの席へ移動したことで、近くの観客たちは嬉しい悲鳴を上げていた。
「エース！負けるなよ〜！」
「おう！」
「マルコ！！勝っちまえ！」
「…。」
Aの声援に笑顔で答えるエースに対して、サッチの声援を無視するマルコ。さぁ、試合開始の合図が挙げられる。
「試合開始！！」
「不知火！」
エースは開始とともに炎の槍を投げつける。槍はマルコの体と頭部を貫く。しかし、エースの炎はマルコに一切ダメージを与えていない。
「あぁ、効くよい。」
「ウソつけ！これはただの目くらまし用だ！」
エースは、ダッシュで距離を詰めるとマルコの足をつかみにかかる。しかし、一足遅く、変身したマルコは空高く舞い上がる。
「くそっ！」
「エース、お前も飛べるだろう。」
「俺のは炎の勢いで飛んでるだけだ！お前のように自由に飛んでいるわけじゃねぇんだよ！」
そういいながらも、エースもマルコを追うように空へと飛びあがる。
「おぉ！神々しいお姿だ！」
「もう、拝まないの！イゾウさん、マルコさんは何の能力なの？」
「マルコは悪魔の実の"
・
第104話 "勝敗は…！？"→←第102話 "イゾウVSエース"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あむさぎ(プロフ) - 撫子さん» コメントありがとうございます！！とっても嬉しい言葉を頂けて…はい！がんばります！！ (2021年1月27日 23時) (
レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
撫子(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2021年1月25日 23時) (レス) id: c1d82146a2 (このIDを非表示/違反報告)
あむさぎ(プロフ) - かなでさん» コメントありがとうございます！イスカ登場させたいと考えていたので無事に登場出来て良かったです！はい！頑張ります！ (2021年1月25日 18時) (レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
かなで - イスカ大好きなので、登場する小生があってめっちゃ嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2021年1月24日 9時) (レス) id: dda8ded754 (このIDを非表示/違反報告)
あむさぎ(プロフ) - ノノさん» そうなりますね！ちょっとワクワクします！大学の課題で手いっぱいでなかなか更新できてませんでしたがすこしずつ書き始めます！ (2020年6月18日 11時) (レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年5月30日 16時
