第99話 "武闘大会" ページ2
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「武闘大会のルール説明を開始します！会場は、この中央広場に設置された特設リングです！」
司会が指し示す場所には、青空の下に石畳が敷かれた特設のリングが用意されており、その周りに一定のスペースを空けて観客席が設けられている。客席はすでに満員だ。
「今回の大会はトーナメント方式、勝ったものが次のラウンドで他の勝者と戦い勝ち上がり続けた者が優勝です！戦い方は自由！武器を使ってもOK！しかし、相手を殺してしまうことはダメです。これは武闘大会なので、強さを見せつけてください！」
司会がここで、手に持った赤い旗を勢いよくあげる。真っ赤な旗にはこの島のシンボルである鳥の羽の刺�墸が入れられている。
「勝敗が決したと司会が判断しましたら、このように旗を挙げます！気絶はもちろん、リングのそとの地面に体の一部が触れた場合も失格となります！では、今から予選を行います。例年は予選を行わず本戦に入りますが、今年は挑戦者が多いため、特別に予選を行うこととなりました。」
いつの間にかエースの周りには海賊ではなく島民になていた。司会の話を聞いているうちに先頭集団に紛れ込んでいたらしい。ここから見ると、司会の腕に自分たちが先ほど配られたものと同じブレスレットが付けられていることがわかる。
「エントリーの際にお配りしたブレスレットがあります。こちらを奪いあい5つ集めてください！集めた人から本戦出場決定です！ではスタート！」
流れるようにいきなりスタートしたにもかかわらず、エースはすぐに隣にいた男からブレスレットを奪う。男はあっけにとられ、動き出せずにいる。
「なお、ブレスレットをとられた時点で、失格となりますので、とられてしまった人は観客席へ移動をお願いします。」
続々と失格者が出る中、エースは早々にブレスレットを集め終わり、他の本戦出場を勝ち取った人たちと一緒にリングへあがる。
「お、エース。お前も出場決定か。」
「イゾウもな。他には誰が残ったんだ？」
「あそこにジョズがいるだろ、あとは、あっちでマルコが巻き込まれていた。」
「え、マルコは島の散策するんじゃなかったのか。」
「近くでサッチがバカ笑いしていたから、サッチに仕組まれたんだろう。」
確かに、イゾウがあごで指したほうにはマルコとサッチの姿がある。マルコの手には5つブレスレットが集められ、サッチは今マルコに殴り飛ばされていた。
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あむさぎ(プロフ) - 撫子さん» コメントありがとうございます！！とっても嬉しい言葉を頂けて…はい！がんばります！！ (2021年1月27日 23時) (
レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
撫子(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2021年1月25日 23時) (レス) id: c1d82146a2 (このIDを非表示/違反報告)
あむさぎ(プロフ) - かなでさん» コメントありがとうございます！イスカ登場させたいと考えていたので無事に登場出来て良かったです！はい！頑張ります！ (2021年1月25日 18時) (レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
かなで - イスカ大好きなので、登場する小生があってめっちゃ嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2021年1月24日 9時) (レス) id: dda8ded754 (このIDを非表示/違反報告)
あむさぎ(プロフ) - ノノさん» そうなりますね！ちょっとワクワクします！大学の課題で手いっぱいでなかなか更新できてませんでしたがすこしずつ書き始めます！ (2020年6月18日 11時) (レス) id: b3e4a8557d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年5月30日 16時
